買い替えや故障などで、古くなったパソコンを廃棄したいと思っているさいたま市在住の方はいませんか?
さいたま市ではパソコン廃棄の方法について、ルールが決められています。
さいたま市のルールにのっとった形で、処分を進めてください。

またパソコンを廃棄するにあたって、中身のデータ消去もしっかり行っておきましょう。
もしかすると中のデータを抜き取られて、悪用される恐れもあるからです。
自分で確実にデータ消去する方法についてもあわせて解説するので、参考にしてください。

さいたま市におけるパソコン廃棄の方法を紹介

さいたま市のホームページでも紹介されていますが、パソコン廃棄の方法としていくつか選択肢を用意しています。
さいたま市では以下で紹介する方法のうちにいずれかから選択してください。

1.小型家電回収ボックスの利用
2.リネットジャパンの宅配回収サービスの活用
3.メーカーへの回収依頼

このうちのいずれかなので、利用しやすい方法で手続きを進めましょう。

1.小型家電回収ボックスの利用

ノートパソコンなど小型の機種であれば、さいたま市内にある小型家電回収ボックスに投函する方法が可能です。
ただしさいたま市の小型回収ボックスの投入口は30×15cmです。
投入口に入らない場合には、無理に突っ込まないように注意してください。

回収ボックスの設置場所は、さいたま市のホームページで紹介しています。
近所のボックスに不要になったパソコンを持参し、廃棄しましょう。

またさいたま市内に、いくつかゴミ焼却施設があります。
こちらに廃棄希望のパソコンを持ち込んで、回収をお願いする方法もあります。
パソコン持ち込みの場合、さいたま市は無料にて受け付けているのでコストの心配はありません。

2.リネットジャパンの宅配回収サービスの活用

リネットジャパンの宅配回収サービスを利用して、パソコンを廃棄する方法もあります。
さいたま市ではリネットジャパンと協定を結び、パソコンをはじめとした小型家電の宅配回収を行っています。
リネットジャパンでは基本パソコンの廃棄料金は無料です。

ただし一部例外もあるので注意してください。
まずパソコンを含まない小型家電の回収を希望する場合には、1箱1,760円(税込)の費用がかかります。
またブラウン管のディスプレイは、回収料金として3,300円(税込)かかる点にも注意が必要です。
処分するにあたって有害物質が発生し、特殊な作業が必要になるからです。

リネットジャパンは環境省や経済産業省からの認定を受けています。
さいたま市だけでなく、日本各地の自治体と連携しているのでトラブルになることはまずありません。
リネットジャパンでは、どのようなパソコン廃棄にも対応しています。

どれほど昔の機種でも、壊れて作動しないパソコンでも廃棄は可能です。
ハードディスクのないパソコンでも廃棄できます。
回収場所への持ち込みが難しいさいたま市民は、このリネットジャパンのサービスの利用も検討してください。

3.メーカーへの回収依頼

家庭用パソコンは、メーカーによって自主回収を実施しています。
各メーカーが回収窓口を用意しているので、こちらで申し込んでください。

料金ですが、PCリサイクルマークの有無で変わってきます。
リサイクルマークが付いているなら、廃棄費用はかかりません。
一方リサイクルマークの付いていない機種だと、有料です。

有料の場合、デスクトップパソコンやノートパソコンなどは3,300円(税込)です。
ブラウン管ディスプレイも回収してもらえますが、4,400円(税込)程度かかる可能性があるので注意しましょう。
ただしこれはあくまでも目安です。
実際に請求される金額は異なるかもしれないので、メーカーに問い合わせてください。

さいたま市でパソコン廃棄する前にデータ消去しておこう

さいたま市でパソコン廃棄を検討しているのであれば、内部に保存されているデータは消去してください。
パソコンに入っているデータは、見る人によっては宝の山です。
データの処理が不適切だと、データを抜き出され、悪用される可能性もゼロではありません。

そこでここではデータ消去の重要性について見ていきます。
また「必要ないデータの消去は常日頃から行っている」という人もいるでしょう。
しかしやり方が間違っていると、今は見えなくてもちょっとした作業で簡単に復活してしまいます。
データ消去でありがちな誤解についても解説するので、注意してください。

パソコンの中には魅力的なデータが含まれている

お気づきではないさいたま市民もいるでしょうが、パソコンの中に入っているデータは宝の山です。
近年では通販サイトで買い物をしている人も多いでしょう。
わざわざお店に行く必要はなくなりますし、コロナ禍で不要不急の外出を自粛するようになって利用者が増えました。

オンラインショッピングを利用していれば、氏名や年齢、住所、さらにはクレジットカード情報も登録されているでしょう。
ネットバンキングを利用している人も多いかもしれません。
パソコンから振り込みなど手軽にできるので、常日頃から利用していませんか?

ネットバンキングでマイページにアクセスするためには、パスワードとアカウント名を入力しないといけません。
しかしもしパスワードやアカウントIDなどが流出すれば、自由にログインできます。
口座のお金も引き出せてしまうわけです。

もしパソコンを業務で利用しているさいたま市民がいれば、企業の機密情報や顧客情報が保存されているでしょう。
このようなデータを悪意の第三者が抜いて、悪用する可能性も十分考えられます。

ゴミ箱の消去では復活の可能性

情報セキュリティに元々関心のある人は、「必要ない情報はゴミ箱に捨てて定期的に削除している」と主張する方もいるでしょう。
不要なデータはパソコンのゴミ箱フォルダに移動します。
そしてゴミ箱フォルダを空にすれば、対象のファイルは見られないでしょう。

またパソコンの初期化を行ってから廃棄しているから大丈夫と思っている人もいるでしょう。
しかしこれらの作業では、実際パソコンのデータは残り続けています。

これらの作業はあくまでも対象のファイルが見られないような設定をされているにすぎません。
実際にはパソコンのストレージ内に残っています。

データ復元専用のソフトを使用すれば、簡単に消去したはずのデータは復活してしまいます。
データ復元用ソフトは市販されているので、少しの専門知識があればだれでも復元できてしまう点は忘れないでください。

さいたま市の業者にデータ消去をお願いする方法も

廃棄するパソコンのデータを消去したいけれども、専門知識がないと本当に復元不可能なレベルまで消去できるか不安という人もいるでしょう。
その場合、専門業者にパソコンのデータ廃棄をお願いするのも一つの方法です。

さいたま市にはデータ消去を請け負っている業者も数多くあります。
もしさいたま市の業者にお願いするのであれば、具体的にどのような方法でデータ消去するのか確認しておきましょう。

中にはデータ消去のフリーソフトを使って処理しているだけというところも、さいたま市にはあるかもしれません。
ソフトを使用するだけでは、ハードディスクにまだデータの残っている可能性があります。
復元ソフトを使用すれば、閲覧可能な状態になってしまうかもしれません。

さいたま市のきちんとしたパソコンのデータ消去専門業者であれば、データ廃棄立証のための証明書を発行しています。
このような証明書の交付ができるさいたま市の業者にお願いすれば、安心です。

さいたま市でパソコンのデータ廃棄の方法を紹介

さいたま市でお手持ちのパソコンを廃棄する場合、中のデータの取り扱いについても考えないといけません。
ファイル廃棄の方法ですが、主に以下の方法のいずれかで行います。

1.専用のソフトウェアの使用
2.専用装置の活用
3.物理的に破壊する

以上具体的にどのような方法で、データを復元できない状態にするかについて解説します。

1.専用のソフトウェアの使用

ソフトを使って、ディスクに書き込まれているファイルの上に意味のない情報を上書きしてしまって、取り出せないようにする方法です。
ソフトによって上書きする内容や書き込みの頻度などは変わってきます。
もはや元がどのようなファイルだったか、わからないくらいに改編してしまうようなソフトを利用すると良いでしょう。

パソコンが作動するような状態であれば、ソフトを読み込ませて上書きすることも可能です。
ただし中には簡単に上書きするだけのソフトもあります。
これだと、簡単に復元できてしまうので注意してください。

パソコンリサイクルにかかわっているパソコン3R推進協会という一般社団法人があります。
こちらの法人では協会会員の推奨しているソフトがあるので、こちらを参考にするのも一考です。

2.専用装置の活用

消磁装置と呼ばれるものを使って、データを読み込めないようにしてしまう手法です。
ハードディスクの記録媒体を強い時期にさらして、利用できないようにする方法になります。
いわば、ハードディスクを壊してしまって、ファイルを取り出せなくしてしまいます。

後で紹介する物理的に破壊する方法同様、パソコンが稼働しない場合に採用される方法です。
さいたま市の業者の中には、このような装置でデータを実質的に廃棄できるところもあります。
こちらは不可逆的なデータを消す方法なので、大事な情報がパソコンに入っているのであれば装置のあるところに依頼すると良いでしょう。

3.物理的に破壊する

物理的な破壊とは、ハードディスクを壊してしまう方法です。
ディスクが壊れてしまえば、どのような方法でもデータを取り出せなくできます。
さいたま市の業者を見ると、物理的な破壊でファイル廃棄する方法をとっている店舗も増えてきています。

最も確実な方法だからです。
ディスクを壊せば良いというなら、自分でできると思う人もいるでしょう。
しかし自分で行うのはおすすめできません。

たとえばディスクをハンマーで壊そうと思うと、けがするリスクがあるからです。
最近の機種を見ると、記録媒体をガラスコーティングしているものも少なくありません。
ハンマーを振り下ろすと、このガラスの破片が飛び散って大変危険です。

さいたま市のパソコン廃棄に関するまとめ

さいたま市ではパソコン廃棄のルールが定められています。
回収ボックスに投函したり、業者にお願いしたりといくつか選択肢があります。
自分の利用しやすい方法で、処分を進めていきましょう。

またパソコンの中には、人々が欲しがる情報の宝庫であることも忘れないでください。
データを消して、復元できないような状態にしてから廃棄するように心がけましょう。
ファイル消去の方法はいくつかあるので、さいたま市の業者へ依頼するのなら具体的にどのようにして廃棄するのか確認しましょう。