家族が亡くなったら、遺品整理しなければならない場合もあるでしょう。
遺品整理では多種多様な不用品が出てくるかもしれません。
今回紹介する家具も、遺品整理で出てくる不用品の一つです。

もし家具を捨てる場合、どのような処分方法が考えられるかについて見ていきます。
まだ使える家具であれば、買取に出すのも一つの方法です。
少しでも高く売却するために、どのようなことに気を付ければ良いかについてもあわせて紹介します。

遺品整理で発生した家具の主な処分方法

遺品整理の片付け作業で発生した家具の処分方法はいくつかの候補が挙げられます。
主な処分方法は、以下の通りです。

1.粗大ごみとして廃棄する
2.遺品整理事業者に回収してもらう
3.不用品回収業者に収集依頼
4.買取サービスの利用

それぞれ異なる特徴を有しています。
どのような処分方法なのか、具体的に見ていきましょう。

1.粗大ごみとして廃棄する

自治体のごみ収集サービスを利用して、処分する方法が挙げられます。
自治体の回収サービスの場合、多くの家具が粗大ごみに該当するでしょう。
粗大ごみの定義は自治体によって異なるので、どれが該当するかホームページなどで確認してください。

一例としてさいたま市の場合、一辺もしくは直径が90cm以上2m未満のものが粗大ごみに該当します。
通常粗大ごみは事前申込制で、指定された期日に決められた場所へ出す形になるでしょう。
また手数料を別途支払わなければならないので、購入方法や料金も確認しておきましょう。

2.遺品整理事業者に回収してもらう

日本各地に遺品整理事業者があるので、こちらにお願いするのも一つの方法です。
近くの住宅であれば、時間をかけて自分たちで行うこともできるでしょう。
しかし遠方だったり、仕事をしていたりすると自分たちで作業を進めるのは厳しいでしょう。

遺品整理事業者にお願いすれば、家具をはじめとして不用品を一括で回収してもらえます。
業者選びのポイントとしておすすめなのは、遺品整理士のスタッフのいるところです。

遺品整理に関する専門知識を有する人なので、遺族の気持ちに寄り添った作業が期待できます。
また遺品整理会社の中には、買取サービスも並行して行っているところも見られます。
価値のある家具ならいくらかで買取してもらえるので、代金が実質値引きになるかもしれません。

3.不用品回収業者に収集依頼

遺品整理で出てきた家具を使う人がいなければ、不用品回収業者に処分を依頼する方法もあります。
不用品回収業者は家具1品からでも引き取ってもらえますし、トラックでまとめて引き取りも可能です。
ゴミ屋敷のようにものがあふれているような住宅の片付けにも対応してもらえます。

不用品回収業者の場合、迅速に現場急行しているのは魅力です。
中には最短即日現場訪問してくれるようなところも見られるほどです。

中には深夜や早朝、祝日でも作業してくれるようなところも見られます。
不用品回収業者の中には遺品整理サービスにも対応しているところもあり、おすすめです。

4.買取サービスの利用

まだ使える家具であれば、買取に出してみる方法もあります。
具体的にはリサイクルショップに買取に出す方法もあれば、フリマアプリに出品する方法もあります。
前者では買取してもらえなかった家具でも、購入したいという人がフリマアプリでは出てくるかもしれません。

リサイクルショップを中心に、出張買取に対応しているところもあります。
査定士が現地に赴き、対象の家具を査定する形です。
家具は大型のものも多く、自力で店舗持ち込みするのは難しいでしょう。
出張査定なら持ち込みの労力を節約できますし、まとめて複数を処分することも可能です。

査定料は無料としているところがほとんどです。
ダメもとで、遺品整理で不要になった家具を査定に出してみると良いでしょう。

遺品整理で出た家具の買取先の選び方

遺品整理で出た不要な家具を買取に出す際、いくつか選択肢があります。
リサイクルショップもあれば、家具屋で買取サービスを行っているところもあるからです。
その中でどこに売却するか、以下のポイントで比較することです。

1.買取方法
2.対応エリア
3.買取不可の家具の処分
4.買取品目
5.キャンペーンの有無

それぞれ具体的にどのようなところに注意すれば良いかについて見ていきます。
家具の買取する際の参考にしてください。

1.買取方法

買取方法は業者によって、店頭と出張、宅配買取の3種類が考えられます。
どれに対応しているかは、お店によってまちまちです。

もし小型の家具で、持ち運びがそれほど苦でなければ店頭買取がおすすめです。
その場で買取価格が提示され、納得できればその場で現金化できます。
遺品整理をしている人は、故人の手続きや葬式などで物入りでしょう。
すぐに現金を手にできるのはありがたく感じるでしょう。

大型の家具、遺品整理で複数の家具を買取に出したければ出張買取を利用しましょう。
査定士が自宅を訪問して査定するので、持ち込む手間がかかりません。
家具は持ち込みが大変なので、ポピュラーなサービスと言えます。

ゴミ屋敷など部屋がかなり散らかっていて、査定士を部屋に上げるのに抵抗があれば宅配買取の利用を検討してください。
宅配買取は自分で対象の家具を梱包して、業者に送って査定をお願いするサービスです。
査定額が後日提示されるので、納得できれば指定の口座に代金が振り込まれます。

もし買取価格に納得できない場合、返送されます。
返送の際の送料はこちら負担になる可能性があるので、注意してください。

2.対応エリア

出張買取を選択した場合、お店によって対応エリアが決められている場合も少なくありません。
自分の住んでいる地域がそのエリアに含まれているか確認してください。

たとえば隣町まで営業エリアになっている場合、もしかすると皆さんお住まいの地域でも出張買取に対応してもらえるかもしれません。
どうしてもその業者の査定を受けたいと思うのであれば、一度問い合わせてみると良いでしょう。

3.買取不可の家具の処分

状態が悪かったり、年式の古い家具だったりすると査定に出しても価格が付かない場合もあります。
買取不可の場合でも、無料で引き取ってくれる業者もありおすすめです。

自治体の回収サービスをはじめ、引き取りをお願いするとお金がかかります。
無料で引き取ってくれるのであれば、自治体の公的サービスや遺品整理業者を利用するよりもお得です。
査定申込するにあたって、買取価格が付かなかった場合の対処法についても問い合わせておきましょう。

4.買取品目

家具の買取と言っても、何でも引き取ってくれない場合もあります。
そこで自分が査定に出そうと思っている品目を引き取ってくれるか、業者のホームページなどで確認しておきましょう。

ソファやテーブル、チェアなどオーソドックスな家具なら、どこでも引き取ってくれるかもしれません。
しかし特殊な品目だと、引き取り不可の場合もあるので注意してください。
具体的には組み立て式やオフィス家具、婚礼家具といった類です。

また購入してから一定の期間を経過すると、一律で買取を断る業者も見られます。
購入してから何年経過しているかも踏まえて、査定先を探しましょう。

5.キャンペーンの有無

買取業者の中には、キャンペーンを実施している場合もあります。
期間中に査定に出すと買取価格が通常よりもアップするなど、お得な内容のものが中心です。

もし買取に出してみたい候補がいくつかあって、一つに絞り切れない場合にはキャンペーンの有無や内容を確認しましょう。
また買取強化キャンペーンを実施しているお店もあるかもしれません。
特定のブランドの買取であれば、普段よりも高い値段で売却できるでしょう。

遺品整理で家具を高く買取してもらうコツ

遺品整理で不要になった家具が出た場合、買取業者へ査定に出すのも一考です。
せっかくですから、少しでも高値で買取してもらいたいところでしょう。
そのためには、以下のことを意識してください。

1.きれいにしておく
2.付属品を保管する
3.できるだけ早く売る
4.できるだけ詳しい情報を教えてあげること
5.買取が困難な家具も覚えておく

それぞれ具体的にどのようなことに注意すれば良いか紹介するので、査定を受ける際の参考にしてください。

1.きれいにしておく

買取に出す家具は、できるだけきれいな状態にしておくことは高額査定を勝ち取るための基本です。
見た目がきれいであれば中古品でも買い手が付きやすいので、査定士の印象も良くなるからです。
少し表面を乾拭きするだけでも、結構きれいになります。

遺品整理で出てきた家具の中には、長らく押し入れなどで眠っているアイテムもあるでしょう。
するとほこりをかぶっていて、薄汚くなっているかもしれません。
それをきれいに掃除するだけでも、買取価格はアップします。

2.付属品を保管する

家具を購入したときに、取扱説明書や保証書などが含まれていたでしょう。
このような付属品がフルセットそろっていると、プラス査定になる可能性が高いと言われています。
購入した状態にできるだけ近いものの方が、中古品でも人気だからです。

その他にも替えの部品があれば、まとめて査定に出すと良いでしょう。
組み立て式のものであれば、ドライバーや六角など組み立てのための工具も同梱していたはずです。
このような工具もなくさずに保管することが大事なポイントです。

3.できるだけ早く売る

遺品整理で家具が出てきて、誰も引き継ぐ者がいなければ、できるだけ早く査定を受けましょう。
ほかのジャンルと同じで、家具も時間の経過とともに人気が下がっていくからです。
家具にもトレンドがあるので、一昔前のモデルの需要がどうしても下がってしまいます。

こたつのように特定のシーズンで使用する家具を買取に出す場合、オンシーズンの直前に売却するのもおすすめです。
また学習机は新年度の始まる前に需要が高まるので、春先に査定に出すと良いでしょう。

4.できるだけ詳しい情報を教えてあげること

買取業者の中には、電話などで簡易見積もりサービスを行っているところもあります。
こちらを利用すれば、現地見積もりの前におおよその買取価格を把握できるのでおすすめです。
ここで重要なのは、できるだけ詳しい情報を業者に提供することです。

ブランド名やシリーズ名、製造年、使用期間、傷などの状態といった情報をわかる範囲で提供してください。
ただしもしわからないことや確証の持てないことに関しては、正直にその旨伝えましょう。
素人考えで適当なことを話すと、逆に正確な査定金額を出せなくなるからです。

5.買取が困難な家具も覚えておく

遺品整理で出た不要な家具をすべて買取してもらえるわけではありません。
まず状態の悪いもの、清掃しても落ちないしつこい汚れがこびりついていたり、臭いが気になったりする家具は買取不可になるでしょう。
また15年以上経過している古い家具も買い手の付かない恐れがあるので、買取を断られる恐れがあります。

有名ブランド品なら査定が付きやすい半面、ノーブランドの家具は需要が低いので買取不可になるかもしれません。
現在では新品でもリーズナブルな価格で販売している量販店もあるからです。

布団やマットレスも状態が良くても買取不可になる可能性があります。
長時間肌に触れる家具なので、購入に抵抗を覚える人も少なくないからです。

遺品整理の家具の買取に関するまとめ

遺品整理で家具が出てきた場合、まず引き取りを希望する遺族がいるかどうか確認してください。
誰も引き取り手がなく、まだ使えるものであれば買取サービスに出してみましょう。
もしかするといくらかの値が付いて、現金化できるかもしれません。

家具を買取に出す際には、信頼できる業者に査定をお願いすることです。
またきれいにしたり、付属品を探したりするなど高値査定の出やすい努力もしておきましょう。

もしかすると買取不可になってしまうかもしれません。
その場合には自治体の粗大ごみ収集サービスを利用するなり、遺品整理事業者に作業を依頼するなり、別の方法で家具を処分してください。