ほかの自治体同様、さいたま市でゴミ出しする際には種類別に分別して出す必要があります。
さいたま市の場合、5種類にゴミは分別され、今回紹介する燃えないゴミもその中の一つです。

今回はさいたま市における燃えないゴミの出し方について詳しく見ていきます。
また燃えないゴミを出した場合、その後どう処理されるかについても紹介します。
その後の処理について理解できれば、種類別に分別する重要性もきっとおわかりになるでしょう。

さいたま市における燃えないゴミの出し方とは？

さいたま市の燃えないゴミには瀬戸物や鍋、ガラス類、食用油の瓶などが含まれます。
さいたま市における燃えないゴミの基本の出し方についてここで紹介するので、引っ越したばかりで出し方のわからない人は参考にしてください。
品目別の分別は、さいたま市のホームページなどに一覧が掲載されているので参考にしましょう。

基本的には透明袋の中に入れて処分する

さいたま市の場合燃えないゴミは、透明の袋の中に入れて家庭ゴミ収集所に出しましょう。
種類別に袋をそれぞれ用意して、品目別にゴミを捨てるように心掛ければゴミ出しもスムーズに進められるでしょう。

燃えないゴミはさいたま市では当日の朝8時30分までに出してください。
いつ出すかについては、地区ごとに変わってくるのでお住まいの地域の曜日をまずは確認しましょう。
さいたま市の場合燃えないゴミは週1回の収集です。
資源物2類や有害危険ゴミと同じ曜日に出す決まりとなっているはずです。

中には燃えないゴミが多くなって、袋の中にすべて収まり切れない場合もあるでしょう。
その場合入らなかった燃えないゴミは「燃えないゴミ」と張り紙をして、収集所に出せば問題ありません。

そのままで出すと危険なものはくるんで出す

燃えないゴミの中にはそのまま収集所に出すと、作業員やほかの住民が手にしてけがをするような危険なものもあります。
具体的には包丁や割れたガラスなどです。
このようなものを燃えないゴミとして出すのであれば、さいたま市の場合紙などにくるんで出してください。

ただしくるまれた状態だと、外から中身が何なのかわかりません。
そこで包丁なら「包丁」、ガラス類であれば「割れ物」などを表示しておくと良いでしょう。

中身は抜いてから出すこと

さいたま市では瓶や缶も燃えないゴミの一種です。
ただし瓶や缶を出す際には中身を抜いて、空の状態で出すように心掛けましょう。

また石油ストーブも燃えないゴミとして出せます。
石油ストーブを出す際には、灯油はきちんと抜いておきましょう。
中に灯油が残っていると、運搬中などに爆発や火災などのリスクも考えられるからです。
石油ストーブの場合、乾電池を使っているでしょうからこちらも忘れずに外しておきましょう。

取り外した乾電池は、さいたま市内に何箇所か電池回収ボックスを設置しています。
電池回収ボックスの中に乾電池を入れて、処分してください。

乾電池を捨てる際には、安全のため絶縁をしておく必要があります。
電極部分にセロハンテープやビニールテープを貼り付けておきましょう。
充電式電池の場合、さいたま市内の一部家電量販店でも回収しているのでこちらの活用も検討してください。

家電も基本的には燃えないゴミ

さいたま市の場合、家電も燃えないゴミとして処分するのが一般的です。
しかし一部例外もあるので、注意しましょう。

まず一辺が90cm以上の大型家電は、さいたま市では粗大ゴミとして出さなければなりません。
さいたま市では粗大ゴミを事前予約制としているので、前もって申し込みましょう。

また家電リサイクル法対象品目は、さいたま市では回収していません。
エアコンや洗濯機、冷蔵庫、エアコンが該当します。
ほかにもパソコンはさいたま市で回収していないので注意してください。

ガスレンジは燃えないゴミとして出せますが、ビルトインのものは回収できません。
掃除機はコードレスタイプのものは燃えないゴミの対象外です。
コードレスはさいたま市内にいくつか設置されている小型家電回収ボックスで処分しましょう。

直接持ち込む方法も

ここまで紹介した燃えないゴミの出し方は、収集所に出す場合です。
さいたま市ではこのほかにも、ゴミ処理施設に直接持ち込んで処分する方法もあります。

さいたま市の場合、グリーンセンター大崎と桜環境センターで受け付けています。
西部環境センターは令和7年3月1日から燃えないゴミの持ち込みができなくなるので、注意してください。

直接持ち込みは、平日は8時30分から12時、13時から16時30分までの受付です。
土曜日は午前中のみになります。
ゴミを直接持ち込む際には、事前予約が必要なので忘れずに手続きしてください。

直接持ち込みはさいたま市民のみの受付です。
さいたま市民であることを証明するために、免許証など住所が確認できるものを用意しましょう。
安全確保のため、自動車による持ち込みに限定されています。
正月三が日は受け付けていないので、こちらも合わせて注意してください。

燃えないゴミのその後の処分方法は？

さいたま市で定期的に燃えないゴミを出している人も多いでしょうが、その後どうなるのかはあまり広く知られていないかもしれません。
なんとなく埋め立て地に埋めるものだと思っている人も多いでしょう。
しかしそのまま燃えないゴミを埋め立て地に埋めるわけではありません。

一般的に以下のような流れで燃えないゴミは処分されます。
1.ゴミの仕分け
2.破砕する
3.ふるいにかける
4.ゴミを埋め立てる
このようにいくつかの手順を追って処分するのですが、プロセスごとの作業について以下で詳しく紹介します。

1.ゴミの仕分け

さいたま市内のゴミ処理施設に運ばれると、まずは人の手によって種類ごとに仕分け作業を行います。
燃えないゴミの中にはいろいろな種類があるので、品目ごとに適切に処分しなければなりません。

最初のうちは刃物などの危険なものやサイズの大きなものを仕分けます。
大きなものから仕分けることで、その後の作業が円滑に進められるからです。

そこからさらに細かくゴミを分別していきます。
とくにアルミや鉄、鉛などは慎重にピックアップするのが一般的です。
いずれも再利用が可能なので、リサイクル工場に運ばれリユースされるわけです。

2.破砕する

種類ごとにゴミを仕分けていって、残った燃えないゴミは破砕機を使って細かく砕いていきます。
ゴミを破砕するのには、いくつかの目的があります。

この後ゴミの分別を機械で行いますが、細かくすることで作業がスムーズに進むからです。
また細かく破砕することで、ゴミのかさを減らせるメリットもあるためです。
埋め立てできるスペースには限りがあるので、できるだけ燃えないゴミの処分量を少なくしなければなりません。

3.ふるいにかける

ゴミを細かくした後で、今度はふるいにかけてさらに細かく分別します。
まずは破砕磁選機と呼ばれる器械を使って、鉄をピックアップしていきます。

破砕磁選機には磁石が搭載されているので、こちらで鉄を選別できるわけです。
鉄はリサイクル工場に運搬され、ここで別の方法でリユースされます。

さらに選別ふるい機と呼ばれる機械でふるいにかけて、細かく種類別に分別していきます。
燃えないゴミの中には、もしかすると燃えるゴミなど別のゴミが混ざっている可能性もあるからです。
細かくゴミを分別することで、それぞれ適した方法で処分できるわけです。

4.ゴミを埋め立てる

細かく分別して、それでも残った燃えないゴミは埋め立て地に運搬され埋め立てられます。
燃えないゴミはリサイクルや焼却などでの処理ができないからです。

ガラスや陶器のくず、石や砂などが燃えないゴミに該当します。
このようにいくつかのプロセスを踏まえて、初めて燃えないゴミは処分されるわけです。

ゴミの分別をしないと？

もしゴミの分別をせずに何でもかんでも燃えないゴミで処分すると、回り回って自分たちが損をします。
ゴミを分別する目的の中でも大きいのは、リサイクルです。
再利用できるゴミと区別することで、限られた資源を効率的に利用できます。

リサイクルゴミを燃えないゴミの中に混ぜてしまうと、再利用ができなくなります。
すると資源をより多く消費することになり、結局自分で自分の首を絞める形になるわけです。
また上で紹介したようにゴミ処理施設で分別の確認をしなければならないので、ゴミ処理の作業効率が低下します。

ゴミの分別をしないと収集車や処理施設内で火災の発生する可能性があります。
もし燃えないゴミの家電製品の中にある電池をそのまま処分すると、作業中に発火する恐れが出てくるわけです。

さいたま市では令和5年4月に桜環境センターにて、火災が発生しました。
復旧するまでに3,000万円もかかったそうです。
このお金は税金で賄われますので、さいたま市民それぞれの負担になるわけです。

さいたま市の不用品回収業者に燃えないゴミの処分依頼する方法も

さいたま市在住の方の中には「自治体のゴミ回収サービスまで待っていられない！」という人もいるかもしれません。
ゴミ屋敷になっていて今すぐにきれいにしなければならなかったり、引っ越すので期日までに時間がなかったりする場合です。

そのような時には民間の不用品回収業者を利用すると良いでしょう。
さいたま市を営業エリアにしている民間業者はいくつもあります。

不用品回収業者を利用するメリットは、以下の通りです。
1.燃えないゴミ以外もまとめて処分できる
2.こちらの都合に合わせて処分をお願いできる
3.運び出しから依頼が可能
それぞれどのようなところがメリットなのかについて、以下で詳しく見ていきます。

1.燃えないゴミ以外もまとめて処分できる

さいたま市の自治体サービスを利用する場合、燃えないゴミなど種類ごとに分別して処分しなければなりません。
しかし不用品回収業者にお願いすれば、ゴミを分別することなくまとめて処理をお願いできるのはメリットです。
引越しや断捨離、ゴミ屋敷の清掃などの場合一度に大量のゴミをまとめて処分する必要があります。

さいたま市の場合、ゴミの種類ごとに出さないといけませんし、粗大ゴミは事前予約も必要です。
そうするといつまでたっても部屋の中をきれいにできません。
一度に大量のゴミをまとめて回収してくれる不用品回収業者の利用も検討すべきです。

2.こちらの都合に合わせて処分をお願いできる

さいたま市の自治体サービスの場合燃えないゴミは何曜日と、回収する日が決まっています。
燃えないゴミの収集日に出張などで自宅を空けると、翌週以降に出さなければなりません。

不用品回収業者は、こちらの都合に合わせてゴミ収集してくれるのもメリットの一つです。
さいたま市の業者の中には、24時間・365日いつでも受け付けているところも見られます。
土日祝日や深夜、早朝でも引き取ってくれるので平日の日中は仕事でなかなか都合のつかない人におすすめです。

さらに最短申し込んだ当日作業員が現場に急行して、ゴミ回収を行っているところもあります。
緊急の引越しなどで時間がない場合には重宝するでしょう。

3.運び出しから依頼が可能

さいたま市の場合、燃えないゴミは家庭ゴミ収集所まで自分たちで持っていかないといけません。
燃えないゴミの中には家電など、重たくて持ち運びがきつい場合もあるでしょう。

さいたま市の不用品回収業者は、作業員が自宅に上がって不用品を回収してくれます。
自分で持ち運ぶ必要がないので、高齢者世帯など体力面で難のある人にとっては重宝します。
重たいゴミの回収をお願いしたい、家庭ゴミ収集所まで距離がある場合には不用品回収サービスの利用も検討しましょう。

さいたま市不用品回収業者一覧

さいたま市内で利用可能なオフィスゴミ回収業者の情報を、料金プランやサービス内容、対応エリアなどの複数の重要な項目について徹底的に比較し、分かりやすくまとめた資料をご紹介します。この資料は、引っ越しや大掃除、オフィス整理といった場面でオフィスゴミの回収を検討されている方々に向けた便利な参考材料です。各業者ごとの特徴やコストを比較できる内容となっており、信頼できる業者選びを効率的にサポートします。この情報を活用することで、片付け作業をスムーズに進め、安心して整理に取り組むことが可能です。快適なオフィス環境の構築に向けて、ぜひご活用ください！

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さいたま市の燃えないゴミに関するまとめ

ほかの自治体同様、さいたま市でもゴミを出す際にはいくつかの種類に分けて捨てる必要があります。
燃えないゴミの場合、基本的には透明な袋に入れて決められた曜日に収集所に出してください。

燃えないゴミ以外のものを一緒くたにして処分すると、処理施設の負担が増大したり、火災などの事故リスクが上がったりします。
適切な処理ができなくなるので、燃えないゴミなどきちんと分別して捨てるように心掛けましょう。

さいたま市には不用品回収業者がいくつもあります。
ゴミの分別せずに今すぐの回収依頼にもフレキシブルに対応してもらえるのが強みです。
自治体の回収サービスまで待っていられなければ、さいたま市の不用品回収サービスを利用するのも一考です。