引越しや遺品回収の作業をしていると、時に大量の不用品が発生することもあります。
自治体のゴミ収集サービスを利用する方法もありますが、短期間で一気に処分したければ不用品回収業者を利用するのも手です。
不用品回収サービスを利用するには、それ相応の費用がかかります。
不用品回収業者を利用したい、でもお金はできるだけかけたくないというのが多くの人にとっての本音でしょう。
そこでここでは不用品回収業者を利用するにあたって、押さえておきたいお得な裏技についていくつかピックアップしました。
不用品回収を安く利用するお得な裏技とは?
不用品回収をできるだけ安く利用するために、いくつかお得な裏技があります。
もし費用を少しでも安く抑えたければ、以下のお得な裏技でできるものを試してみてください。
1.少しでも多くの不用品を処分する
2.できる限りゴミを分別して種類別にまとめる
3.価値のありそうなものは買取サービスに
4.不用品回収の日にちを業者側の都合に合わせる
5.相見積もりをとる
6.オプションの利用は必要最低限
7.値下げ交渉をしてみる
8.作業のお手伝いをする
なぜ以上で紹介したポイントが、お得な裏技につながるのか詳しく見ていきます。
不用品回収を利用した場合の費用相場についても合わせて見ていくので、初めて利用する際の参考にしてください。
不用品回収の費用相場について解説
まずそもそも不用品回収業者を利用した場合、どの程度費用がかかるのか頭に入れておきましょう。
不用品回収業者では、積み放題プランを提供しているところも少なくありません。
車両別にいくら不用品の回収をお願いしても定額のプランです。
引越しやゴミ屋敷の片付けなど、不用品が大量の出そうなときには積み放題プランを選択するのもお得な裏技の一つです。
積み放題のプランの場合、使用する車両タイプで値段が変わってきます。
一人暮らし向けの軽トラックの場合、20,000円からが相場です。
2Kから2DK程度の間取りの片付けであれば2トントラックが必要で、34,000円からがそうなになるでしょう。
3DKよりも広い物件の不用品回収の場合、4トン車が必要になり58,000円からが相場です。
1.少しでも多くの不用品を処分する
不用品回収のお得な裏技として、処分できる不用品は自分で処分する方法が挙げられます。
不用品回収の価格は、作業量と比例関係にあります。
作業量が多い、すなわち処分するゴミの量が多いほど費用も高く付くわけです。
すべて処分するのは難しくても、少しずつ不用品の量を減らしていけば不用品回収の費用を安くできます。
自治体のゴミ収集サービスを利用すれば、民間業者にお願いするよりもかなり安上がりになるでしょう。
有料の自治体でもゴミ袋一袋数十円だからです。
不用品回収を利用する場合、前もってゴミを処分して量を少なくしておきましょう。
2.できる限りゴミを分別して種類別にまとめる
ゴミの処分ができなくても、種類別に不用品を分別するのもお得な裏技になり得ます。
不用品回収は基本的に種類関係なく、まとめて一気にゴミの処分をお願いできます。
しかし前もって種類別に分別しておけば、業者は分別作業の手間を省けるので料金が安くなるわけです。
自治体のゴミ収集のスケジュールでは、思うように不用品を処分できないケースもあるでしょう。
それなら種類別に分別しておくだけでも、多少は費用が安くなります。
3.価値のありそうなものは買取サービスに
自分たちにとってはただのゴミでも、他の人からすればまだ価値のあるものが眠っているかもしれません。
まだ使えそうなものは買取サービスへ査定に出してみるのもお得な裏技の一つです。
買取可能であれば、いくらかの代金が手にでき、実質不用品回収サービスの費用が割引になるからです。
具体的にどのようなものが買取対象になるのでしょうか?
まずは家電や家具で、まだ使えるものであれば値が付くかもしれません。
とくにブランド物の有名な製品であれば、きれいな状態のものだと意外と高値が付く可能性もあります。
服やアクセサリーのようなファッション関連のアイテムも、買取可能なものがあるかもしれません。
有名ブランドのものだと、高値買取が可能です。
古いモデルのものでもきれいな状態であれば、買取してもらえる場合もあるので査定に出してみる価値はあります。
4.不用品回収の日にちを業者側の都合に合わせる
不用品回収は基本こちらの都合に合わせてお願いできるのが魅力です。
しかし「不用品回収のスケジュールはそちらの都合に合わせるので値引きしてほしい」と持ち掛けるのも、お得な裏技の一種と言えます。
業者としてみれば、比較的スケジュールに余裕のある時に作業できるのは大きなメリットです。
閑散期に作業することもできるわけで、閑散期に案件が入ってくるのは収益面でも大きなプラスと言えます。
こちらの都合に合わせてくれる以上、価格は多少安くしても問題ないと判断する業者も現れるでしょう。
5.相見積もりをとる
複数の業者にお願いして相見積もりをとるのも、お得な裏技の一つです。
業者それぞれに独自の基準を設けているので、まったく同じ内容の作業でも料金は異なります。
複数の業者で見積もりをとれば、より安い価格で業務を請け負ってくれる業者も見つかりやすくなるわけです。
相見積もりをとるメリットは、悪徳業者の利用を回避できる点もあります。
不用品回収業者の中には悪質な営業を行っているところも一部あるようです。
悪徳業者の特徴として、相場よりも異常に高かったり安かったりする価格を提示する点が挙げられます。
相見積もりをとれば、おおよその自分たちのケースにおける相場がわかるはずです。
相場からかけ離れた価格を提示してきた業者があれば、悪徳業者の可能性があるので避けたほうが良いでしょう。
6.オプションの利用は必要最低限
不用品回収業者の料金体系を見ると、基本料金に条件次第でオプション料金の上乗せされるのが一般的です。
オプションを極力利用しないようにすることも、不用品回収のお得な裏技の一つです。
業者によってまちまちなものの、一般的に2階以上の不用品回収や営業時間外対応、即日対応などはオプションに該当する可能性があります。
たとえば2階にある不用品は1階に下ろしておけば、階段のオプションは上乗せされません。
また日中に不用品回収をお願いすれば、営業時間外対応のオプションを外せます。
このように余計なコストがかからないように、調整するのもお得な裏技の一つです。
7.値下げ交渉をしてみる
見積もりを提示されたときに、値引き交渉を持ち掛けてみるのもお得な裏技と言えます。
このお得な裏技は、100%確実に可能ではありません。
しかしダメもとで、交渉を持ち掛けてみる価値はあるでしょう。
このお得な裏技で効いてくるのは、別項で紹介した相見積もりです。
「他の業者にも見積もりをお願いしていてどちらにしようか悩んでいる」と言えば、不用品回収業者はどう思うでしょうか?
「値引きに応じないと、他の業者にお客さんを持っていかれるかもしれない」と焦るでしょう。
そうなると多少の値引きに対応してもらえるかもしれません。
ただし値引き交渉する際に、大幅な値引きを求めるのはやめましょう。
すると「本気で依頼する気がないのでは?」「ただの冷やかしかも?」と思われて、業者がまともに取り合ってくれない可能性も出てくるからです。
8.作業のお手伝いをする
もし体力に自信があり、時間に余裕があれば、「当日作業のお手伝いをしたいので値引きしてくれないか?」と交渉してみましょう。
お客さんが作業を手伝ってくれれば、不用品回収業者もその分スタッフを出す必要がなくなります。
人件費を圧縮できるので、その分料金に還元できます。
ただしお客さんのお手伝いを受け入れるかどうかは、業者によりけりです。
中にはお客さんのお手伝いをそもそも引き受けていない業者もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
不用品処分するための裏技を紹介
不用品回収のお得な裏技として、不用品の処分を進めることについて紹介しました。
回収する不用品の量が少なくなれば、それだけ作業の手間が省けるので価格に反映されるからです。
しかし引越しや遺品整理など大量の不用品があると、どのように作業を進めれば良いか途方に暮れるかもしれません。
その場合試してほしいのが以下の裏技です。
1.計画を立てる
2.捨てるルールを決めておく
3.収納品を処分する場合中身は捨てておくべき
4.動線が確保できるようにしておく
5.引越し業者を活用する
以上で紹介したポイントが、なぜお得な裏技につながっていくか解説します。
不用品回収サービスを利用する際の参考にしてください。
1.計画を立てる
不用品の片付けをする際には、まず計画を立てることです。
やみくもに作業を進めても、なかなか不用品の量が減ったと実感できないでしょう。
ゴミ屋敷など、不用品の量が多いほど計画をしっかり立てるべきです。
部屋の様子を見て、どこから手を付けるべきか検討してください。
ここでおすすめの裏技として、狭い部屋から片付ける方法があります。
狭い部屋なら、少し不用品を処分しただけでもスッキリした印象になるからです。
見た目に部屋が片付いたと実感できれば、その後の作業のモチベーションにもつながります。
いきなりリビングなど大きな部屋から片付けると見栄えが変わらないので、途中で挫折しやすくなります。
2.捨てるルールを決めておく
ゴミ屋敷など、部屋にものが多くあって不用品回収をお願いする人はいわゆる「捨てられない人」です。
このような人が不用品の処分を進めるための裏技は、捨てる判断基準を前もって設けましょう。
捨てるルールとしておすすめなのが、1年以上使っていないものは処分するという決めごとです。
このようにルールをあらかじめ決めておくと、片付けする際にいちいちあれこれ考える必要がありません。
機械的に不用品を処分できるので、作業もはかどるでしょう。
3.収納品を処分する場合中身は捨てておくべき
不用品回収サービスを利用する前に自分で片付ける際の裏技として、収納品の中身をきれいにしておくことも重要なポイントです。
家具や冷蔵庫などを処分する際には中に入っている衣料品や食料品はすべて出して、片付けておきましょう。
冷蔵庫の場合、調味料や保冷材の処分を忘れる人も少なくないので注意が必要です。
冷蔵庫の処分を不用品回収業者にお願いする際に、「電源はいつ切れば良いのか?」と問い合わせる人も少なくありません。
しかし不用品回収業者が運搬するまで、電源は入れっぱなしにして問題ありません。
冷凍庫の中に霜が付いている場合もあるからです。
もし早めに電源を切ってしまうと、冷凍庫にこびりついている霜が溶けだして床を濡らしてしまうこともあります。
よって電源はそのままで、作業を業者に任せるのがおすすめです。
4.動線が確保できるようにしておく
ゴミ屋敷など不用品が多く溜まっている住宅の場合、動線が確保できるように部屋を片付けるのもお得な裏技の一つです。
不用品を回収するにも動線がなければ、どこから運び出せば良いのかという話になります。
動線を確保するための作業が新たに必要になるので、その分余計に費用もかかってしまうわけです。
部屋を少しでも片付けてお得に不用品回収を利用したければ、玄関から部屋までのアプローチを考えて、動線をきれいにしておきましょう。
とくに家具など大型の不用品の回収をお願いする際、周りにものがあると邪魔になって搬出しにくくなります。
5.引越し業者を活用する
不用品回収業者のお得な裏技で、引越し業者を利用する方法があります。
これは引越しのための不用品回収時にしか利用できない裏技です。
引越し業者にお願いして、屋外などに不用品を出しておきます。
その代わり、不用品回収サービスの料金を値引きしてほしいと交渉するわけです。
不用品回収業者も作業が軽減されるので、値引きに応じる可能性は十分あります。
引越しする際にはまず引越し業者に不用品の運び出しを行ってもらえるか頼んでみましょう。
不用品回収のお得な裏技に関するまとめ
不用品回収サービスは、一度に大量のゴミをまとめて処分できるのが魅力です。
しかし不用品回収業者に作業を依頼すると、数万円単位でお金がかかってしまいます。
ただここで紹介したお得な裏技を活用すれば、リーズナブルな料金で作業をお願いできるかもしれません。
また不用品回収サービスを利用する前に、自分で多少処分を進めることもお得な裏技の一つです。
ここで紹介したテクニックを駆使して、できる範囲でかまわないので不用品の処分を進めていきましょう。