さいたま市在住の方で粗大ごみの処分に困っている人はいませんか?
さいたま市では事前予約制で、粗大ごみの戸別回収を実施しています。
その他にさいたま市では粗大ごみの施設への直接持ち込みも受け付けています。
今回はさいたま市粗大ごみ持ち込み方法について、解説しましょう。
さいたま市内にはいくつかごみ処理施設があります。
しかし施設によって、粗大ごみを回収しているところとしていないところがあるので注意してください。
基本的なさいたま市粗大ごみ持ち込み方法について解説
まずはさいたま市粗大ごみ持ち込み方法の基本について見ていきます。
さいたま市粗大ごみ持ち込みのルールですが、平日と土曜・祝日とでは手続き方法が若干異なるので、注意しましょう。
粗大ごみの定義について
さいたま市では、家庭ごみの中でも1辺の長さもしくは直径が90cm以上2m未満のごみは粗大ごみになります。
粗大ごみは従来のように収集所では回収対応していません。
事前予約で戸別収集をお願いするか、以下で紹介する施設への直接持ち込みによって処理しなければなりません。
土日祝日は事前予約が必要
さいたま市粗大ごみ持ち込みに関して、平日であれば別に予約なしでも利用可能です。
しかし土曜・祝日、そして年末の12月29日〜31日は事前予約が必要になります。
施設周辺の渋滞対策のためです。
また日曜日はごみの持ち込みは受け付けていないので注意してください。
予約申し込みをするには、持ち込みの時間帯を指定しなければなりません。
土曜日と祝日・年末とでは受付時間が異なるので注意しましょう。
土曜は8時30分〜10時、10〜12時のいずれかから選択します。
一方祝日・年末は8時30分〜10時、10〜12時、13〜15時、15時〜16時30分のいずれかから選択する形です。
祝日・年末の方が受付時間帯は広く設定されています。
このため、スケジュール調整もしやすいでしょう。
また祝日・年末が土曜日に該当する場合、土曜日の時間帯が優先されます。
予約はさいたま市のコールセンターへの電話連絡、もしくはオンライン予約で行います。
コールセンターは月曜から金曜までの8時30分から17時の受付です。
オンラインはメンテナンスを除き、24時間・365日いつでも申し込みできます。
希望日の1か月前から申し込み可能です。
また前日までが申し込みの期限となります。
オンラインの場合、前日の17時を過ぎての申し込みだと、翌日の持ち込みには対応していないので気をつけましょう。
1日当たりの予約件数には上限があり、その枠が充当次第その日の申し込みはできません。
「どうしてもその日に粗大ごみを持ち込みたい!」と思っているのであれば、早めの申し込みがおすすめです。
予約回数は1世帯当たり1回までです。
予約をしたら、次の予約可能時期は予約日の翌受付日以降となります。
また1回の予約で持ち込めるごみの量は車1台までな点も留意してください。
平日は事前申し込み不要
月曜から金曜の平日のさいたま市粗大ごみ持ち込み方法ですが、予約は不要です。
さいたま市内にはいくつか施設がありますので、最寄りの施設を利用しましょう。
平日の具体的なさいたま市粗大ごみ持ち込み方法ですが、まずさいたま市在住の本人が直接持参してください。
また受付時に住所確認の手続きがあります。
そこで運転免許証など、住所の確認できる本人確認書類を持参しましょう。
平日の受付時間は8時30分〜12時と13時〜16時30分となっています。
持ち込み対応していない施設もある
さいたま市粗大ごみ持ち込みを受け付けているのは、市内4施設の中で3か所です。
さいたま市には東部環境センターもあるのですが、令和2年3月22日より燃えるごみ以外の受付を終了しました。
施設の建て替え工事のためです。
粗大ごみの受付はしていないので、間違って持ち込まないように注意してください。
粗大ごみ持ち込みの料金について
さいたま市粗大ごみ持ち込みでかかる料金は、基本重量制です。
ごみの総重量が100kgに満たない場合には、手数料無料で持ち込み可能です。
もし100kg以上になるなら手数料がかかり、10kg当たり20円(税抜)になります。
もし100kg持ち込むのであれば、220円(税込)かかる計算です。
ただし品目によっては、処理手数料が1品当たり決まっているものもあります。
物干し台やバッテリー、タイヤ、タイヤのホイールはそれぞれ550円かかります。
またスプリング入りマットレスの場合、何人掛けかによって処理手数料が変わってくるので注意してください。
1人掛けであれば550円ですが、2人掛け以上の大型の家具になると1,650円かかります。
自分が持ち込もうと思っている品目に個別の処理手数料がかかっていないか、持ち込む前に確認してください。
ジモティーの利用も検討しよう
自身では不要な粗大ごみでも、他者から見ればまだ使えるようなものもあるかもしれません。
そこでさいたま市では株式会社ジモティーと連携協定を結んでいます。
株式会社ジモティーは「ジモティー」と呼ばれる地域情報サイトを運営しています。
しばしばコマーシャルでも宣伝しているので、名前なら聞いたことがある人も多いでしょう。
不要になった家具などの品目を同じエリア内で引き取り手を募集するサービスです。
ジモティーで募集にかけると、引き取り手が近場で見つかるかもしれません。
利用も簡単です。
不用品に関する情報を登録して、引き取り手が現れれば対象の品目を明け渡すだけです。
登録料や手数料は無料なので、余計なコストはかかりません。
投稿も5分程度で手続き完了しますし、投稿した当日に相手が見つかって取引完了できる場合もあります。
まだ使えそうな粗大ごみであれば、ジモティーへの投稿も検討してください。
リユースすれば、資源の節約につながり、間接的に地球環境へも貢献できるからです。
さいたま市粗大ごみ持ち込み方法で民間業者の利用も検討しよう
ここまで紹介したさいたま市粗大ごみ持ち込み方法は、自治体の提供するサービスについてです。
その他にも粗大ごみの処分方法として、民間の不用品回収サービスを利用する方法もあります。
どのようなシチュエーションで民間業者を利用すべきか、業者の選び方について以下で見ていきましょう。
民間業者を利用すべき事例について紹介
まずすぐにでも粗大ごみを排出したい場合には、民間業者を利用するといいでしょう。
さいたま市粗大ごみ持ち込みサービスの場合、土曜や祝日、年末はどんなに早くても翌日以降でないと持ち込めません。
しかし民間業者であれば、最短で申し込んだ当日に回収にきてくれるところも少なくありません。
引越しで不要な粗大ごみが発生した場合、部屋の明け渡し期限が決まっています。
引越し直前で今すぐごみを処分しなければならないのであれば、民間業者の利用も検討しましょう。
さいたま市粗大ごみ持ち込みサービスを利用する場合、マイカーで施設に運ぶことになるでしょう。
すると持ち込める粗大ごみの量に制約があります。
複数の粗大ごみをまとめて処分するのに、さいたま市粗大ごみ持ち込み方法は不適切です。
マイカーで1度に持ち込める粗大ごみの量は1〜2個程度でしょう。
民間業者であれば、これ以上の大量のごみを1度に回収してもらえるのでおすすめです。
遺品整理やごみ屋敷の清掃など、大量のごみをまとめて回収している不用品回収業者に作業を依頼するといいでしょう。
違法業者には注意が必要
さいたま市内でいろいろな不用品回収業者が営業しています。
しかし中には違法業者の混じっている可能性があるので、注意してください。
さいたま市のホームページでも注意喚起しているほどです。
とくに街中で拡声器などを使ってトラックで巡回している業者には注意が必要です。
また「粗大ごみを無料で回収しています」というコピーでチラシやインターネットで募集しているような業者にも気をつけましょう。
このような業者は、さいたま市から不用品回収の許可を受けていない違法業者の可能性が高いからです。
違法業者を利用すると、回収した粗大ごみを不法投棄している可能性が高いといわれています。
業者はもちろんのこと、依頼した方も罪に問われる可能性があるので利用は控えましょう。
優良業者の見分け方について解説
さいたま市内で違法業者が営業している可能性はありますが、もちろん法にのっとった回収業務を行っている民間業者も少なからず存在しています。
優良業者を見極めるためには、まずさいたま市の一般廃棄物収取運搬業の許可を受けているか確認してください。
家庭から出る粗大ごみの収集を行うために不可欠の許可です。
さいたま市の一般廃棄物収集運搬業の許可を受けている業者の一覧は、さいたま市のホームページに記載されています。
こちらで依頼先を決めるといいでしょう。
また「無料回収」を謳っている業者は要注意です。
「無料」といわれるとお得な感じはしますが、不用品を積み込んだ後になっていろいろな名目で料金を請求してくる可能性が高いからです。
「只より高いものはない」という言葉があるように、無料のサービスに安直に飛びついてはいけません。
利用しようと思っている業者が見つかったら、その業者のホームページにアクセスしてみてください。
会社の所在地や連絡先などの情報が掲載されていない業者を利用すべきではありません。
何かトラブルが発生してもコンタクトが取れないからです。
さいたま市粗大ごみ持ち込みのまとめ
市内の3施設でさいたま市粗大ごみ持ち込みの受付を行っています。
平日なら直接持ち込んでも構いませんが、土曜日と祝日は事前予約が必要です。
また日曜日は受け付けていないので、注意してください。
自分で直接粗大ごみを持ち込むのは、大変でしょう。
とくに複数粗大ごみがあって、一気に処分したいと思っているときには負担も大きくなります。
そのようなときには、さいたま市内で許可を受けている民間業者の利用も検討してください。
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