ほかの自治体同様、さいたま市では不用品回収サービスを実施しています。
しかしさいたま市では、自治体で不用品回収していない品目もあります。

さいたま市で不用品回収できないものを処分するにはどうすればいいのでしょうか?
ここではさいたま市で不用品回収できないものとその処分方法について、まとめました。
以下で紹介するものを処分したければ、自治体の公的サービス以外の方法で不用品回収を進めていってください。

さいたま市で不用品回収できないものについて紹介

さいたま市で不用品回収できないものについて、まずは具体的に紹介しましょう。
主要な品目として、以下のようなものが挙げられます。

1.家電リサイクル法対象品目
2.パソコン
3.バイク
4.その他

具体的にどのように処分すればいいかについても以下で解説しますので、参考にしてください。

1.家電リサイクル法対象品目

家電リサイクル法の対象品目とは冷蔵庫や冷凍庫、エアコン、テレビ、洗濯機並びに乾燥機が含まれます。
これらは製造したメーカーに戻す必要があります。
そして原材料をリサイクルするなり、再度製品化するなりして対応しなければなりません。

以上で紹介した家電はさいたま市では収集できないものです。
不用品回収するためには、対象商品を購入した店舗もしくは買い替えるお店に引き取ってもらいましょう。
このいずれかの方法で不用品回収できない場合には、指定引き取り所もしくはさいたま市の指定する一般廃棄物収集運搬許可業者にお願いすることです。

最後の方法で不用品回収依頼する場合には、メーカー名や型番など品目に関する情報をメモしておきましょう。
そのうえで郵便局に持参し、リサイクル料金を支払います。

2.パソコン

自宅でパソコンを使用している家庭も多いでしょうが、故障などで不用品回収する場合、さいたま市では収集できないもののうちの一つです。
家庭用パソコンは資源有効利用促進法のルールに基づき、メーカーで回収・リサイクルしなければなりません。

家庭用パソコンの不用品回収方法ですが、さいたま市では2種類の方法を用意しています。
もし30cm×15cmより小さなミニノートパソコンであれば、さいたま市にある小型回収ボックスで処分が可能です。
回収ボックスは区役所や図書館、コミュニティセンターなどさいたま市の施設に設置されています。
さいたま市のホームページで、設置場所を紹介しているので最寄りの場所を見つけてください。

デスクトップはじめ、30cm×15cmを超えるサイズのものはさいたま市のゴミ処理施設に直接持ち込めば、不用品回収してくれます。
不用品回収の費用は無料です。
また小型回収ボックスに入るものなら、マウスやキーボードなどのアクセサリーの処分も可能です。

さいたま市ではリネットジャパンと平成27年から協定を結んでいます。
リネットにお願いして、パソコンなどの小型家電の宅配回収サービスも行っているのでこちらを利用するのも一考です。

さらにパソコンメーカーに直接依頼して、不要になったパソコンを回収してもらう方法もあります。
このとき本体に「PCリサイクルマーク」がついているかどうか、確認してください。
もしリサイクルマークがついていない場合、不用品回収する際に費用が掛かります。
一般的にパソコン本体であれば、3,000円が費用の目安です。
PCリサイクルマークがついていれば、費用は掛かりません。

メーカーのデスクセンターに連絡して、郵便局に郵送をお願いするのが一般的な流れです。
パソコンは従来の方法では、不用品回収できない点に留意してください。

3.バイク

バイクもさいたま市では不用品回収できないものの一種です。
二輪車リサイクルシステムが、平成16年から運用開始したからです。
こちらのシステムは、主要国内バイクメーカーと輸入代理店、販売店がリサイクルすることによる資源の有効活用を目的に作られました。

二輪車リサイクルコールセンターがありますので、どのように処分すればいいか問い合わせてみましょう。
電話のほかにも、Webサイトにて問い合わせ対応しています。

4.その他

さいたま市では上で紹介したアイテムのほかにも、不用品回収できないものがいくつかあります。
以下で紹介するものはさいたま市では回収できないものなので、販売店もしくは専門業者に相談するといいでしょう。

まずは消火器やガスボンベ、鉱物性油など爆発事故などの危険性の高い品目はさいたま市では不用品回収できません。
農薬や劇薬などの薬品系で、有毒なものも回収できないものの一つです。
コンクリートやがれきなど、家屋を解体することで発生したゴミもさいたま市では不用品回収していません。

さいたま市では一定以上のサイズの不用品は、粗大ゴミという形で収集しています。
しかしさいたま市では2メートル超の巨大な不用品は、粗大ゴミとしても不用品回収できないものと規定しています。

エンジン関係やピアノ、耐火性金庫、浴槽などもさいたま市では不用品回収できないものの一つです。
いずれも破砕処理が難しく、さいたま市の施設では対応できないからです。
引越しの準備やゴミ屋敷の清掃など、一度に大量の不用品が発生した場合もさいたま市では一括回収できません。

糖尿病患者などインスリン注射のために、医療用注射針を常用している方はいませんか?
医療用注射針は感染のリスクがあるので、さいたま市では不用品回収できないものとして指定しています。
医療用注射針はかかりつけの病院やクリニック、薬を処方してもらっている薬局などに持っていき処分をお願いするといいでしょう。

さいたま市で回収できないものは民間の不用品回収業者に

上で紹介したように、さいたま市では不用品回収できないものがいろいろとあります。
もし回収できないものを処分したければ、民間の不用品回収業者にお願いすることです。

さいたま市にはどのようなものでも不用品回収してくれる業者がいくつもあります。
その中でどこに依頼すればいいか、迷ってしまうかもしれません。
その場合、以下の比較ポイントを考慮して候補を絞り込んでいくといいでしょう。

1.一般廃棄物収集運搬の許可を受けている
2.対応エリアに含まれているか
3.料金が明朗会計か
4.不用品回収可能か
5.プラスアルファのサービスの有無

それぞれ、具体的にどのようなポイントに注意して比較すればいいか、以下で解説します。
さいたま市で不用品回収サービスをする際の参考にしてください。

1.一般廃棄物収集運搬の許可を受けている

必須ともいえる不用品回収業者の選び方のポイントですが、一般廃棄物収集運搬の許可を受けている業者に依頼しましょう。
さいたま市では一般廃棄物収集運搬の許可を業者に対して出していて、許可を受けていない業者が不用品回収するのを禁じています。

許可を受けている場合、不用品回収業者のホームページやチラシなどで許可番号をどこかに掲載しているはずです。
無許可の業者に依頼すると、回収した不用品を不法投棄するなどトラブルに巻き込まれる恐れがあります。

中には他県で受けた許可番号をあたかも、さいたま市で受けたものであるかのように掲載している業者もあるかもしれません。
さいたま市のホームページで、一般廃棄物収集運搬許可業者の一覧を掲載しています。
こちらで不用品回収先を選ぶのもいいでしょう。

2.対応エリアに含まれているか

不用品回収業者では、回収エリアを定めています。
自分の居住しているさいたま市のエリアが業者の営業エリアに含まれているかどうか、確認しておきましょう。

中には埼玉県内でも、エリアになっているところもあれば対象外の地域もあるかもしれません。
またさいたま市の中でも対象とそうではないエリアがある業者も考えられます。

さらに越谷市や川口市のような隣接するエリアは無料だけれども、さいたま市は出張料が別途発生する場合もあります。
業者のWebサイトで、サービス対象エリアは掲載されているはずなので問い合わせる前に確認してください。

3.料金が明朗会計か

さいたま市の優良な不用品回収業者であれば、料金の目安を自社サイトにて明示しています。
ホームページで、おおよその価格がわかれば気軽に問い合わせできます。

不用品回収サービスを利用する際には、見積もりをお願いすることも大事です。
サイトでは格安価格をキャッチコピーにしながら、いざ頼んでみると出張料や査定料などいろいろな名目でお金が掛かって、結局割高になるケースもあり得ます。

見積もりをお願いする際には、さいたま市の複数の不用品回収業者で相見積もりを取ることも大事です。
複数で見積もりを取ることで、自分の場合におけるおおよその相場がわかるからです。
相場がわかれば、悪質な不用品回収業者に引っかかる心配もありません。

4.不用品回収可能か

さいたま市では不用品回収できないものでも、民間業者であれば引き取ってもらえる可能性があります。
しかし不用品回収業者の中でも、引き取りできないものもあるかもしれません。
そこでまず何を回収してほしいのか、不用品リストを作りましょう。

そのうえで、希望する不用品すべて回収可能か、お願いしようと思っているさいたま市の業者に問い合わせましょう。
いざ見積もりをお願いする段階になって、「不用品回収できないものがある」といわれると別の業者にも問い合わせしなければなりません。

5.プラスアルファのサービスの有無

さいたま市の不用品回収業者の中には、ただ不用品を回収するだけでなく、ほかのサービスも用意しているところも少なくありません。
用途に合わせて、希望するサービスの有無もチェックしておきましょう。

たとえばまだ使える不用品があれば、買取サービスも行っているさいたま市の業者にお願いしましょう。
買取額がつけば、不用品回収をお願いしながら、いくらか現金を手に入れられるからです。
ただし買取サービスをするためには、都道府県公安委員会の古物商許可が必要です。
必要な免許を持っているかどうかは、事前に確認しておきましょう。

身内が亡くなって、部屋の片づけをする際には遺品整理に対応した不用品回収業者にお願いするといいでしょう。
さいたま市の中には、遺品整理士認定協会の有資格者が在籍している不用品回収業者もみられます。

遺品整理士のような資格を持っている人がいれば、やみくもに不用品を処分することもありません。
残しておきたい大切な遺品は保存して、不要なものだけを回収してくれるでしょう。

さらに引越しで大量の不用品が出たので一気に回収をお願いしたければ、荷づくりの手伝いもしてくれる業者がおすすめです。
さいたま市のゴミ収集では、引越し時に大量に出たゴミは引き取りできないものとしています。

不用品回収業者の中には、ハウスクリーニングまで行ってくれるところもあります。
これならきれいな状態で部屋を明け渡せるので、賃貸物件の場合原状回復費用を大家さんから請求されることもありません。

さいたま市で不用品回収できないもののまとめ

ここで紹介したように、さいたま市では不用品回収できないものがいろいろとあるので注意が必要です。
不用品回収できないものはメーカーや店舗での引き取りなど、別の方法で処分しなければなりません。

またここで紹介したように不用品回収業者にお願いすれば、さいたま市では回収できないものでも引き取ってくれるでしょう。
さらに買取や遺品整理など、ただ不用品回収するだけでなく、プラスアルファのサービスを提供しているところもみられます。
さいたま市で回収できないものは、民間の不用品回収業者の活用も検討してください。