さいたま市ではゴミ収集など不用品回収を行っています。
さいたま市でゴミの処分方法と聞かれて、指定された曜日に指定されたゴミを決められた場所に出すものと思っていませんか?

しかしさいたま市ではゴミ処理施設に直接持ち込みで、不用品回収をお願いできます。
そこでここではさいたま市の持ち込みによる不用品回収のルールについて、まとめました。
持ち込みで不用品を処分したいと思っているのであれば、参考にしてください。

さいたま市の持ち込みによる不用品回収の概要について

さいたま市では指定された曜日にゴミを出す以外にも、自分で施設に持ち込み不用品回収をお願いする方法もあります。
まずはさいたま市における不用品持ち込みの基本的なルールについて、紹介しましょう。

さいたま市の持ち込みの条件について

さいたま市では家庭ごみの持ち込みに関して、一定の制限を設けています。
まずさいたま市で持ち込みによる不用品回収の受付対応している施設は、全部で4つです。

西区の西部環境センター、見沼区の東部環境センター、緑区にあるクリーンセンター大崎、桜区の桜環境センターです。
平日は持ち込み受付について、事前予約なしで利用できます。
土曜及び祝日は、東部環境センター以外は受付対応していないので注意してください。

土曜日と祝日は事前予約が必要になります。
さいたま市専用のコールセンターに連絡の上で、自己搬入してください。

持ち込みできる不用品について

さいたま市にある4つの施設によって、持ち込み受け付け可能なゴミの種別が異なります。
まず原則持ち込みできるのは、燃えるゴミと燃えないゴミ、粗大ゴミに限られます。

西部環境センターと桜環境センターは、どの種類の不用品でも回収可能です。
東部環境センターは燃えるゴミ、クリーンセンター大崎では燃えないゴミと粗大ゴミの受付のみの対応になるので注意してください。

持ち込みに関する基本的ルールについて

さいたま市の各施設への持ち込みですが、さいたま市内で暮らしている市民のみの利用できるサービスです。
またほかの誰かに委任することは認められていません。
必ず当人が持ち込みするように注意しましょう。

また不用品回収の受付の際に、さいたま市内に住所のあることを証明しなければなりません。
運転免許証はじめ、住所を確認できるものを持参しましょう。
一度に持ち込み可能な不用品は、車1台が上限なので理解しておきましょう。

受付時間は、平日の場合8:30~12:00、13:00~16:30です。
土曜日は8:30~12:00のみとなります。
祝日も受け付けていて、平日の場合には先ほど紹介した平日の受付時間が適用されます。

祝日も持ち込みは可能ですが、1月1日~3日の3が日は受け付けていないので注意してください。
一般的に土曜日や祝日、年末は混雑することが多いようなので、このタイミングで持ち込む際には時間に十分余裕を持った方がいいでしょう。

さいたま市で持ち込み対応していないもの

さいたま市の不用品回収施設では、持ち込みを受け付けていないものがあります。
たとえば家電リサイクル法対象の家電です。
具体的には冷蔵庫や冷凍庫、エアコン、テレビ、洗濯機、乾燥機などです。

そのほかに危険物も持ち込みを拒否される可能性があるので、注意しましょう。
消火器やガスボンベ、ガソリンなどの揮発性の高いものなどが該当します。

薬品関係の有害性があると思われる品目や車両に搭載されているエンジン、ピアノなどの破砕処理の難しい不用品も引き取りを断られる可能性があります。
さいたま市では粗大ゴミの持ち込みを受け入れていますが、さいたま市の規定する粗大ゴミのサイズを超えるものは拒否されるので注意してください。

さいたま市では90cm~2mのものを粗大ゴミとして、回収を受け付けています。
つまり2メートルを超えるような巨大な不用品は、持ち込んでも受け入れてくれません。

以上で紹介した品目以外にもさいたま市では処理不能と判断されれば、不用品回収を断られる可能性があります。
施設で処理可能な品目であっても、さいたま市外の住民が持ち込んだ不用品も回収してくれません。

さいたま市の持ち込みによる不用品回収の費用

さいたま市では施設に不用品を持ち込む際に、費用が掛かる点もあらかじめ理解しておきましょう。
基本的に持ち込みの不用品の重さによって、料金が変わってきます。

まず100kg未満であれば、処理手数料はかかりません。
100kg以上の不用品回収をお願いする場合、10kg当たり20円+税金です。
たとえば不用品の総重量が100kgだった場合、請求額は税込220円となるはずです。

さいたま市では品目によって、あらかじめ手数料設定されているものもみられます。
一例を紹介すると物干し台やバッテリー、タイヤ、ホイールは550円です。
物干しはコンクリート台の付いているものが対象です。

スプリングの入っているマットレスの場合、手数料は1,650円です。
スプリング入りのソファも処理手数料が、さいたま市では決められています。
しかし1人掛け用が550円なのに対し、2人掛け以上になると1,650円必要なので注意してください。

さいたま市の不用品回収持ち込みの受付方法を解説

ここで何度か紹介しているように、さいたま市で土曜日や祝日に持ち込みで不用品回収をお願いする場合には事前予約が必要です。
では実際にどのように予約すればいいか、以下で詳しく見ていきましょう。
さいたま市では電話以外でも、インターネットでの予約受付も実施しています。

予約が必要な日について

事前予約が必要なのは、土曜・祝日です。
そのほかに12月29日から大みそかにかけての年末も、事前予約が必要になります。
ただし年末の該当する日付が日曜日であった場合、事前予約でも持ち込みは認められていないので注意しましょう。

予約の希望枠ですが、土曜日は8:30~10:00、10:00~12:00です。
祝日と年末は8:30~10:00、10:00~12:00、13:00~15:00、15:00~16:30のいずれかです。
ただし祝日もしくは年末が土曜日に当たる場合には、土曜日の受付時間枠の中から選択しなければなりません。

予約方法について

さいたま市の不用品の直接持ち込みの申し込み方法は、2つあります。
電話申し込みとインターネットです。

まず電話申し込みですが、「ごみ持込み予約コールセンター(050-3033-8229)」にて受け付けています。
受付時間ですが、平日の8:30~17:00となります。
ただし大みそかと三が日の年末年始の受付は中止しているので、注意してください。

さいたま市では持ち込みの予約受付を、インターネットでも行っています。
「さいたま市・ごみ持込みオンライン予約受付」というWebサイトで手続き可能です。
インターネットなので、24時間・365日いつでも手続きできるのは魅力です。

ただし前日の17時に予約受付は締め切られるので、注意してください。
また予約受け入れ可能件数には制約があるので、締め切り時間前に予約件数が充当して打ち切られる可能性もあります。
いつ持ち込み可能かわかった段階で、できるだけ早く予約手続きを済ませておいた方が安心でしょう。

さいたま市で不用品回収を持ち込みにするメリットデメリット

さいたま市ではここまで紹介してきたように、不用品回収を持ち込みで受け付けています。
持ち込みサービスを利用するのには、メリットデメリット両面があります。
ここでは主要なメリットとデメリットについて見ていきますので、持ち込みサービスを利用するかどうかの判断材料にしてください。

さいたま市で持ち込みによる不用品回収するメリット

さいたま市の持ち込みサービスですが、平日は予約の必要がありません。
思い立った時にいつでも不用品回収をお願いできます。
しかもさいたま市で料金の決まっていない不用品で、総重量が100kgまでなら無料で引き取ってもらえます。

たとえば急に引っ越すことが決まって、今すぐにまとまった不用品を回収してもらわないといけない時などは活用するといいでしょう。
またもし自分にとってはただの不用品でも、まだほかの人から見れば価値のあるものもあるかもしれません。
値の付きそうな不用品回収を依頼するなら、リサイクルショップで査定をお願いすれば高値買取もあり得ます。

しかし高価なものがなく、査定に出しても値がつきそうになければ、さいたま市の持ち込みサービスを活用するといいでしょう。
さいたま市在住の方で、まとまった不用品を一気に処分したければ、持ち込みサービスの活用も検討すべきです。

さいたま市で持ち込みによる不用品回収するデメリット

単品など少量の持ち込みであれば、歩きなどでさいたま市の施設を訪れることもできるでしょう。
しかしある程度まとまった量の持ち込みを希望する場合、車両が必要になってきます。

別にマイカーを持っているのであれば、問題ないでしょう。
しかしマイカーを持っておらず、一度に大量の不用品回収を持ち込みサービスでお願いするのは難しいでしょう。
車両の手配が必要になり、不用品回収の持ち込みサービスを利用するために余計なコストがかかってしまう恐れも出てきます。

どこかでマイカーを調達しないと持ち込みサービス利用できない場合には、不用品回収サービスの利用を検討してみるといいでしょう。
さいたま市を営業エリアにしている不用品回収業者も少なくありません。

不用品回収業者を利用すると、費用は多少掛かるかもしれません。
しかし24時間・365日いつでも不用品回収を行っています。

しかも自分で持ち込みする必要がありません。
自宅に作業員が訪問して、不用品を持ち出してくれます。
自分で何か作業する必要がないので、持ち込みのような労力も必要なくなります。

さいたま市の不用品回収業者の中でも、最短即日で引き取ってくれるようなところもあります。
急遽引越しが決まったなどで、不用品の処分に時間の猶予がない場合に重宝するでしょう。
中には夜間でもお客さんの空いている時間に現場に到着して、不用品を持ち出してくれるような業者もみられます。
「ちょっとさいたま市の施設に持ち込みする時間がない…」という場合には、民間業者の利用も検討してください。

さいたま市の不用品回収持ち込みのまとめ

さいたま市はゴミ収集だけでなく、不用品の持ち込みからの引き取り・処分も実施しています。
平日は予約手続きなしで不用品回収をお願いできるので、時間があれば利用するといいでしょう。

一方土曜・祝日は予約が必要で、日曜日はお休みです。
仕事の都合でなかなか持ち込みできない方もいるでしょう。

その場合、さいたま市には民間の不用品回収業者が数多く営業しています。
最短即日、休日・夜間関係なく引き取ってくれるところもあります。
何より自宅を訪問して引き取ってくれる、自分で持ち込みの必要がありません。
民間の不用品回収業者を利用するのも一考です。