家の中にゴミや不用品がたくさん溜まってしまうと、色んな方法で不用品回収を行わなければいけません。
不用品回収を行うにはどんな方法があるのか、さらには不用品回収の価格相場はどれくらいなのか、こちらの記事でまとめています。
本記事を読んで頂くことで、不用品回収時の価格相場について徹底的に理解して頂けるでしょう。
さらに記事内では、不用品回収業者の正しい選び方もまとめています。
そちらも参考にして、良質な不用品回収業者を選んでみてください。業者選びをする際の注意点も記載しているので、それらも参考になるはずです。

不用品回収とは一体何?

不用品回収とは、自宅などにあるゴミや不用品を回収することです。
小まめに整理整頓をして室内にゴミを溜めないようにすれば、不用品は溜まりません。
しかし、ゴミを一定期間捨てられなくなって部屋の中にゴミや不用品が溜まってしまった場合は、大規模な不用品回収を行う必要があるのです。

不用品回収の相場とは?

不用品を回収したりゴミを捨てたりするのには、ある程度のお金がかかります。
どれくらいのお金がかかるのか、価格相場を以下の2つのパターンで解説します。

・自力で不用品回収を行う相場
・不用品回収業者に依頼する際の相場

それぞれの費用相場を、詳しく見ていきましょう。

自力で不用品回収を行う相場

不用品回収を自力で行う際の費用相場は、5,000円~10,000円程度です。
自力で行う際は粗大ごみを自治体に回収してもらうことになりますが、粗大ごみの回収には手数料が発生するのです。
各自治体で手数料の額は異なりますが、一般的な相場をまとめてみました。

・ベッド 1,000円
・マットレス 1,000円
・タンス 1,000円~5,000円
・食器棚 1,000円~5,000円

おおよそこれくらいの価格相場なので、ざっと見積もると10,000円くらいは必要なのではないでしょうか。
もちろん粗大ごみの量が少なければ、費用相場はさらに安くなります。
小さなゴミは、自治体が行っている通常の収集に持ち込むといいでしょう。

不用品回収業者に依頼する際の相場

対して不用品回収を専門業者に依頼すると、費用相場は以下の通りになります。

・1人暮らしの場合 20,000円程度
・2人暮らしの場合 40,000円~60,000円程度
・3人以上の場合 100,000円程度

あくまでも目安ですが、これくらいの費用相場になると思っておきましょう。
1人暮らしの場合は、1ルームに住まれていることが多いはずなので軽トラ1台分くらいで済みます。
しかし家族が2人以上に増えると、10万円以上かかることもあります。
部屋の大きさが広くなる分不用品の量も増えますし、作業員の数も増えるので処分にかかるコストが増える為です。
逆に1人暮らしの場合でも不用品の量が多いと費用相場は高額になるので、注意しておきましょう。

自力で不用品回収を行う際のメリット、デメリット

不用品回収は自力で行うこともできますが、いくつかのメリットデメリットがあります。
簡単にメリットデメリットをまとめてみました。

メリット

自力で不用品回収を行う際のメリットはこちらです。

・費用相場を抑えられる
・自分のペースで処分できる

まず自力で不用品回収を行うと、自治体に手数料を払うだけなので費用相場を安く抑えられるメリットがあります。
またゴミを処分していくのも、自分の空いた時間に行えばいいので自分のペースで不用品処分ができるのもメリットになるでしょう。

デメリット

一方で自力で不用品回収を行うと、以下のようなデメリットがあります。

・粗大ごみの回収には事前に予約が必要
・自分の希望日に予約を入れるのが難しい
・粗大ごみは外まで自力で運び出す必要がある

自力で不用品回収を行うと、粗大ごみの回収には事前の予約が必要になります。
自治体が回収に来てくれますが、電話やウェブからの申し込みが必要なので覚えておきましょう。
さらに予約の日時は平日しか受け付けていない可能性が高く、自分の希望する日時に予約が入れられないことも多いでしょう。
そして自治体に粗大ごみを回収してもらう際は、自力で家の外まで運び出しておく必要があります。

不用品回収業者に回収してもらう際のメリット、デメリット

不用品回収業者に不用品回収をしてもらっても、いくつかのメリットやデメリットがあります。
不用品回収業者のメリットデメリットも、まとめてみました。

メリット

不用品回収業者に回収依頼をすると、以下のようなメリットがあります。

・部屋の中の不用品を一括で全て運び出してくれる
・自分で不用品を運ぶ必要が一切ない
・民間の企業なので希望した日時に予約を入れやすい
・買取事業もしている企業であれば、不用品の中から買取をしてくれることもある

不用品回収業者に依頼すると、部屋の中の不用品をまとめて一括で持って帰ってくれるところは、最大のメリットになります。
自力で処分しようとすると、自分で分別して処分をしなければいけません。
またプロの業者が全て室内から運び出してくれるので、自分でものを運ぶ必要もありませんね。
さらには不用品回収業者の方が、自分の希望した日時に回収に来てもらいやすいでしょう。
不用品回収業者の中には、買取事業を行っている業者もあるので、そういった業者であれば不用品をリサイクルに回せる可能性もあります。

デメリット

不用品回収業者に回収依頼をするデメリットは、以下の通りです。

・費用相場が高額になりやすい
・中には悪質な回収業者もいる

不用品回収業者に依頼すると、費用相場が高くなりやすいのはデメリットに挙げられますね。
自治体に処分に出すよりも、かなり高くなるでしょう。
さらには不用品回収業者の中には、悪質な業者もいるので注意が必要です。

不用品回収業者の正しい選び方

前述した通り不用品回収業者の中には、悪質業者もいます。
そんな悪質業者に騙されないために、以下の方法で不用品業者を選ぶようにしましょう。

・市区町村から許可を受けている業者か調べる
・自社HPがあり、住所がはっきりしている業者か調べる
・料金設定がはっきりしていて、相場よりも高すぎないか見極める
・ネットに書かれているクチコミを調べる

それぞれの方法を、具体的に解説していきます。

市区町村から許可を受けている業者か調べる

不用品回収業者を選ぶ際は必ず、市区町村から許可を受けている業者かどうかチェックしましょう。
不用品回収業を営むには、一般廃棄物収集運搬業の許可などの資格を有していなければ行うことができません。
悪質な業者はこういった許可がないため、引き取った不用品を不法投棄して利益を稼いでいます。
不法投棄されると元の所有者に捜査の手が及ぶので、大変危険です。

自社HPがあり、住所がはっきりしている業者か調べる

不用品回収業者を選ぶ際には、自社HPを持っていて住所がはっきりしている業者かどうか、調べましょう。
悪質な回収業者はいつでも逃げられるように、自社HPも持っていませんし会社の所在地も明らかにしません。
もし契約しようとしている業者に、こういった特徴がある場合は悪質業者なので契約を一度中止してください。

料金設定がはっきりしていて、相場よりも高すぎないか見極める

不用品回収業者を選ぶ際は、料金設定がはっきりしていて価格相場よりも高すぎないかどうかをチェックしましょう。
前述したような価格相場よりも明らかに高い業者は当たり前ですが、契約しない方がいいです。
また見積もりの際に総額を曖昧にする業者も、危険なので避けた方がいいでしょう。

ネットに書かれているクチコミを調べる

不用品回収業者を選ぶ際は、インターネットに書かれているクチコミもチェックしましょう。
業者の所在地を調べれば、ネットのクチコミを探せるはずです。
また、SNSなどを利用して業者のクチコミを探してみるのもおすすめの方法になります。
あまりに酷いクチコミが書かれている場合は、悪質業者かもしれません。

不用品回収業者を選ぶ際の注意点

不用品回収業者を選ぶ際には、以下の注意点も気にして選びましょう。

・無料回収を謳っている業者に注意する
・突然アポなしで訪問してくる業者に注意する
・見積もりに不審な点はないか注意する
・賠償責任の所在をはっきりさせる

それぞれの注意点を、詳しく見ていきましょう。

無料回収を謳っている業者に注意する

不用品回収業者を選ぶ際には、無料回収を謳っている業者に注意しましょう。
結論から言うと、不用品を完全に無料で回収するのは不可能です。
引き取った不用品を処分する費用も必要ですし、業者の利益も必要です。
こういった無料回収を謳う業者は、後から高額請求をしてくるパターンも多いので注意しましょう。

突然アポなしで訪問してくる業者に注意する

突然アポなしで、自宅まで営業に来る業者も注意が必要です。
突然訪問してくる業者は無理やり家の中に上がり込んで、うまく言いくるめて捨てたくない物を引き取ろうとします。
特に高齢者や女性には強気で迫ってくるので、注意しましょう。
知らない業者がやって来ても、絶対に家の中に入れてはいけません。

見積もりに不審な点はないか注意する

不用品回収業者を選ぶ際には、出してもらった見積もりに不審な点がないかどうか注意しましょう。
見積もりを出してもらった際には、総額でいくらで引き取ってくれるのかが明記されていなければいけません。
しかし、悪質な業者の場合は総額をわざと曖昧にし、後から別料金を請求してくるパターンが多いです。

賠償責任の所在をはっきりさせる

不用品回収業者を選ぶ際は、賠償責任の所在をはっきりとさせましょう。
不用品回収業者は不用品回収のプロなので、家財に傷がつかないよう細心の注意を払って作業をしてくれます。
しかしプロが行ったとしても、アクシデントで家財に傷がついてしまうことはあるでしょう。
そういったアクシデントが起こった際の、賠償責任の所在は作業開始までにしっかりと話し合っておくのがおすすめです。

不用品回収を行ってもらう際の相場のまとめ

今回は不用品回収を行ってもらう際の相場価格について、詳しく解説してきました。
不用品回収は自分で行えば相場は安くなりますが、非常に労力が必要です。
ご紹介したような方法で専門業者を探し、価格相場に注意しながら契約を結んでみましょう。