「不用品がいろいろと出てきたので処分したい」
このような悩みを抱えていませんか?

不用品回収サービスは日本各地で展開されています。
サービスを利用するにあたって、やはり気になるのは相場でしょう。
そこでここでは不用品回収サービスの費用相場と安く抑えるためのコツについて紹介します。

サービス別・不用品回収の費用相場を解説

不用品回収をお願いするにあたって、利用先がいくつか考えられます。

1.自治体
2.不用品回収業者
3.引越し業者

どこに依頼するかによって、費用相場は変わってきます。
費用以外にも利用先で特徴が若干変わってくるので、合わせてみていきましょう。

1.自治体

ゴミの回収と言われて、多くの人が自治体のサービスを連想するかもしれません。
種類によって、曜日ごとにゴミ回収サービスを行っています。
自治体の公的サービスを利用した場合、費用は安くなるでしょう。

近年ではゴミを出す際には、自治体指定のゴミ袋に入れて出すルールになっているところが多いようです。
このゴミ袋は有料制になりつつあります。

ゴミ袋の価格は自治体によってまちまちです。
40〜45リットルの大きな袋で1枚10〜200円といったところが相場です。

通常のゴミとは別に、粗大ゴミは事前予約の上指定された日時に回収してもらいます。
粗大ゴミの料金も自治体によってまちまちです。
品目ごとで料金は決められていますが、大体1品目当たり500〜1,000円といったところが費用の相場になります。

全般的に費用があまりかからないのは自治体のメリットです。
しかしとくに粗大ゴミはそうですが、自分の希望する日時に回収をお願いできないかもしれません。
混雑状況によっては、粗大ゴミの回収がかなり先になってしまうことも考えられます。

2.不用品回収業者

民間で不用品回収サービスを利用するのも一つの方法です。
不用品回収業者の費用相場ですが、料金プランは2つに分けられます。
それは品目ごとの回収と定額プランの2種類です。

品目ごととは文字通り、不用品の種類によって個別に料金設定されるプランです。
品目によって異なりますが、大体1品目当たり5,000〜9,000円といったところが相場になると思ってください。

一方定額プランとは、一定の価格で不用品が積み放題になるサービスのことです。
定額プランは利用する車両タイプによって、料金は異なります。
軽トラックで20,000円、2トントラックが34,000円、4トントラックで58,000円といったところが相場です。

不用品をいくつか回収してほしければ、品目ごとのプランの方が安上がりです。
一方引越しなどで大量の不用品が出て、一気に回収してほしければ定額プランの方がお得になるでしょう。

先の自治体のサービスと比較して、費用相場は高くなります。
しかし不用品回収業者は、種類関係なく一度にまとめて回収してもらえます。
また最短即日回収のところもあり、自分の都合に合わせて処分できるのもメリットです。

3.引越し業者

引越しすることになって荷造りした際、大量の不用品が出てしまうことも珍しくありません。
引越しすることになって不用品が出た場合、不用品回収サービスに対応している引越し業者も少なからずあります。

引越し業者の場合、基本料金とは別に不用品回収の費用を支払う形になるでしょう。
ある大手の引越し業者の場合、品目によって料金は変わってきます。
およそ2,500〜6,500円といったところが費用相場になると思ってください。

引越しのついでに不用品回収も業者にお願いできるのはメリットです。
しかし引越し利用時以外では利用できないので注意してください。
またすべての引越し業者で不用品回収サービスを行っているわけではありません。
不用品回収を希望するなら、オプションで提供しているか前もって問い合わせておきましょう。

不用品回収の費用を安くするコツについて紹介

ここまで不用品回収のサービス別の費用相場について見てきました。
費用相場がわかっても、それでもできるだけ安く費用を抑えたいと思うでしょう。
不用品回収の費用を安くするためのコツは、以下のようにいろいろあります。

1.見積もりを取ること
2.自治体にできるだけ不用品回収してもらう
3.利用できるものはリサイクルショップへ
4.不用品を種類ごとに分別する
5.屋外に出しておく
6.会社の実態を確認する
7.オプションは利用しない

それぞれ、費用を安く抑えるためになぜ必要なのか以下で解説しますので参考にしてください。

1.見積もりを取ること

不用品回収はそのサービスの性格上、一律料金にはできません。
どの不用品をどれだけ回収するかは、お客さんによってまちまちだからです。
そこで自分たちの場合いくらかかるのか、見積もりを取る必要があります。

このとき1社だけしか見積もりを取らないと、それが相場に見合った妥当な費用か判断できません。
そこで複数の業者から相見積もりを取るように心がけましょう。
そしてより安い価格を提示した業者にお願いすることです。

複数のところで相見積もりを取れば、自分たちの条件でも費用相場も見えてきます。
明らかに相場より高い価格を提示してくるような悪徳業者に引っかかる心配もなくなります。
不用品回収業者の中には、一部悪徳業者もあるので注意しましょう。

逆に相場よりもかなり安い価格を提示してくる業者も要注意です。
不法投棄をするなどサービス品質に問題があったり、作業依頼した後で追加料金を請求してきたりするからです。

あまり数多くの業者から見積もりを取るとなると、時間も手間もかかります。
2~3社に絞り込んで相見積もりをするのがちょうどいい塩梅と言えるでしょう。

2.自治体にできるだけ不用品回収してもらう

もし不用品回収してもらうまでにスケジュール的に余裕があれば、自治体のゴミ回収サービスを極力利用するのも費用節約につながります。
民間業者を利用する場合、少しでも不用品の量を減らせれば、その分料金も浮く可能性があるからです。

自治体でも粗大ゴミに該当するような大きめの不用品は、個別に料金はかかります。
しかしたとえば布団や毛布など、細かく裁断すれば通常の可燃ゴミとして出せる可能性もあります。

3.利用できるものはリサイクルショップへ

自分にとっては不要でも、まだ使えるものはとりあえずリサイクルショップなど買取業者に出すのもおすすめです。
もしかすると、値がついて売却できるかもしれないからです。
家電や家具など、まだ使えるものであればある程度の高値のつく可能性もあります。

とくに販売から5年以内の比較的新しい家電製品は、高額買取も十分可能です。
査定の評価を高めるためには、対象の品目をきれいにしておきましょう。
また箱や取扱説明書、保証書など購入時付属していたものもフルセットそろっていると高く評価されます。

4.不用品を種類ごとに分別する

もし時間の猶予があれば、不用品を種類ごとに分別し袋詰めしておくと費用が安くなるかもしれません。
不用品回収業者の作業量が減らせるので、その分請求価格も値引きしてもらえるからです。

このとき意識してほしいのは、素材です。
素材ごとに分別してまとめておくと、業者の作業効率もアップします。
紙や衣類、プラスチック、金属、家電などにできるだけ細かく分別するように心がけてください。

5.屋外に出しておく

無理をする必要はありませんが、不用品を屋外に出しておくと費用が安くなるかもしれません。
作業員の負担が軽減されるからです。

屋外まで運ぶのが難しければ、2階にあるものを1階まで出しておくだけでも値引きされるかもしれません。
2階から運び出すのと比較して、搬出する距離が短くなります。
また見積もりを取る際に「これは屋外に出しておきます」と査定士に伝えると、それを踏まえた上で価格を提示してもらえます。

6.会社の実態を確認する

先ほども紹介したように、不用品回収業者の中には悪徳業者も一部います。
悪徳業者に引っかからないために、利用しようと思っている不用品回収業者の実態をチェックしましょう。
とくに大切なのは、お住まいの地域で一般廃棄物収集運搬業の許可を受けているかどうかです。

一般廃棄物収集運搬業の許可がないと、一般家庭の不用品回収は認められていません。
無許可業者は違法業者というわけです。
違法業者が誠意あるサービスをするとは思えません。
自治体のホームページで、一般廃棄物収集運搬業の許可を出している業者の一覧を掲載しているはずです。
そこに記載されている業者の中から依頼先を選ぶと良いでしょう。

また不用品回収業者のホームページを確認することも重要です。
とくにホームページの中の会社概要を確認してください。
会社の代表者や所在地などが記載されていないところは、もしトラブルになっても責任の所在がわかりません。

会社概要を見る際には、連絡先もチェックしておきましょう。
連絡先が固定電話ではなく、携帯電話の連絡先しか記載されていない業者は要注意です。

7.オプションは利用しない

不用品回収業者の料金体系を見てみると、通常料金とオプション料金を別個に設定しているところが多いようです。
オプション料金が重なると割高な費用になるので、オプションはなるべく利用しないように心がけましょう。

業者によっては搬出で階段を利用する際には階段料金、解体の必要があれば解体料金とオプションを設けている場合もあります。
このようなオプションはないか、作業を正式依頼する前に担当者に確認を取っておきましょう。
また見積もりを取った際に、見積もり価格からさらに追加料金の発生することがないか、問い合わせておくと安心です。

不用品回収の費用相場のまとめ

不用品回収サービスを展開しているところはいくつかあって、不用品回収の費用相場もどのサービスを利用するかで違ってきます。
安いのは自治体のゴミ回収サービスですが、融通が利かないデメリットもあります。

自分の都合に合わせて、まとめて不用品を処分したければ、民間業者の利用も一考です。
ただし料金は業者によってまちまちなので、複数の業者で相見積もりを取りましょう。
そしてより安い価格を提示した業者にお願いすれば、不用品回収の費用を圧縮できます。
民間業者を利用する際には相見積もりなど、ここで紹介したチェックポイントを見て比較してください。