さいたま市在住の方の中に、大型家具で不要なものがあり、引き取りに出したいと思っている方はいらっしゃいませんか?
大型家具の処分方法として、大きく2種類の手法に分類されます。

それは自治体の公的サービスを利用する方法と不用品回収業者に引き取ってもらう方法です。
そこでここではそれぞれの引き取り方法についてみていきます。
さいたま市で大型家具を早く処分したいと思っているのであれば、以下の情報を参考にしてください。

さいたま市の場合大型家具は粗大ごみの可能性も

さいたま市では、90cm以上2m未満のゴミは粗大ごみ扱いになります。
このサイズに該当する大型家具を処分したいと思っているのであれば、従来の収集所に出して処分してもらえないので注意してください。

90cm以上あるかどうか確認しよう

まずは粗大ごみに該当するかどうか、捨てようと思っている大型家具の一辺のサイズを測定しましょう。
もし90cmに達していなければ、従来の方法でごみとして出せます。

たとえば衣装ケースの場合、一辺が90cm未満のものもあるでしょう。
この場合、もえないごみとして処分してください。

また、じゅうたんやカーペットを捨てたいと思っている人はいらっしゃいませんか?
じゅうたんやカーペットはサイズに関係なく、さいたま市ではもえるごみとして出せます。
ただし、じゅうたんやカーペットを捨てる際には、90cm未満になるようにひもで縛って出してください。

粗大ごみは電話予約が必要

大型家具が90cm以上2m未満であれば、さいたま市の場合、粗大ごみとして引き取りをお願いしなければなりません。
電話で戸別収集を事前に申し込みましょう。
そして指定された日に自宅の前に出して、回収してもらう形になります。

2020年に発生した新型コロナウイルスの世界的な流行に伴い、さいたま市では感染拡大防止などの観点から粗大ごみの個別回収は中止していました。
しかし同年6月1日より制限付きではありますが、粗大ごみの受付は再開しています。

粗大ごみ引き取りの流れについて紹介

大型家具をさいたま市で粗大ごみとして出したければ、まずは予約手続きです。
さいたま市の粗大ごみ受付センターに電話する、もしくはさいたま市粗大ごみインターネット受付で申し込んでください。

この時、引き取り日が指定されますので、その日に処分したい大型家具を出しましょう。
対象の大型家具に対して、「さいたま市粗大ごみ等処理手数料納付券」というシールを貼り付けましょう。
納付券はコンビニや市民の窓口、各区役所のくらし応援室などで取り扱っています。
「粗大ごみ等の処理手数料納付券取扱店」のステッカーの貼っているお店でも購入可能です。

大型家具を粗大ごみとして処分する場合、処理手数料は1品当たり550円です。
先ほど紹介した納付券には550円券と1,100円券の2種類ありますので、間違いのないように注意してください。

特定適正処理困難物

処分しようと思っている大型家具の中には、さいたま市の特定適正処理困難物に該当するものがあるかもしれません。
大型家具の場合、スプリング入りのマットレスやソファが該当します。

この場合、先ほど紹介した処理手数料は550円ではないので注意してください。
まずスプリング入りマットレスの場合、2,200円の処理手数料がかかります。

またスプリング入りソファの場合、何人掛けかで処理手数料が異なります。
1人掛けであれば1,100円、2人掛け以上で分離できないものなら2,200円かかります。
先ほど紹介した納付券の550円と1,100円券を組み合わせて、手数料の金額になるように購入してください。

粗大ごみを出す場合、収集日当日の朝8時30分までにごみを出しましょう。
屋内からの収集はしていないので、屋外の決めた場所に自分で出してください。
収集時、立ち会いの必要はありません。

さいたま市の粗大ごみ回収サービスのデメリット

さいたま市では大型家具を粗大ごみとして処分する方法があります。
しかしさいたま市の粗大ごみサービスを利用するのに、少し不便なところがあります。

まずは1日当たりの回収できる粗大ごみの数には上限がある点です。
つまりすぐに回収してほしいと思っていても、実際に収集をお願いできるのは混雑状況によってはかなり先になる可能性があります。
混雑している状況の時に申し込むと、収集は1カ月くらい先になる場合もあり得ます。

もしできるだけ早く粗大ごみの回収をお願いしたければ、できるだけ早めに手続きを済ませておくべきです。
とくに休み明けや年末年始は大変込み合いますので、このタイミングを避けて申し込む方が良いでしょう。

また一度に大量の大型家具の処分ができないのもデメリットの一つです。
さいたま市では、1回の申し込みで処分できる粗大ごみは4点までと決められています。
できるだけ多くの人が利用できるように、点数の上限を設けているのです。

たとえば引っ越すにあたって、まとめて大型家具を処分したいという人もいらっしゃるでしょう。
この場合、品目数によっては1回の予約ですべての家具を処分できない恐れがあります。

また複数回に分けてさいたま市に収集してもらおうとしても、連続で予約できないかもしれません。
引っ越しの場合、現在住んでいる部屋を退去する期日までにすべての大型家具が処分できなくなる恐れもあるわけです。

急ぎの大型家具の引き取りなら民間業者を利用しよう

さいたま市では大型家具を粗大ごみとして処分できます。
しかし、さいたま市の場合、事前予約制のためすぐに引き取ってもらえない可能性がある、1回に処分できるのは4個までといった制約があります。

短期間で大型家具を着実に引き取ってほしいと思うのであれば、民間の不用品回収業者にお願いしましょう。
民間であれば、個数の制約がありませんので、一度にまとまった不用品を引き取ってもらうことも可能です。

最短即日も可能

さいたま市の粗大ゴミ収集の場合、基本的に引き取りがお願いできるのは申し込んだ日よりも後です。
混雑状況次第では、1カ月先になってしまうこともあり得ます。

一方さいたま市で営業している民間の不用品回収業者であれば、すぐに引き取りをお願いできるのはメリットです。
業者の中には、最短即日引き取りに対応しているところもあります。
引っ越しで退去が押し迫っているので早く大型家具を引き取ってほしいと思っている人にとっては、重宝するサービスです。

まとまった引き取りにも対応

さいたま市の場合、粗大ごみは一度に処分できるのは4点までです。
5点以上処分してほしい大型家具がある場合、2回に分けて収集をお願いしなければなりません。

一方民間の不用品回収業者の場合、品目数に上限を設けていないところが多いです。
大型家具を一度にたくさん処分したいといった要望にも、柔軟に応えてもらえます。

また民間業者の場合、粗大ごみ以外のものもまとめて回収してくれるところが多いです。
さいたま市の場合、90cm以上2m未満の粗大ごみとそれ以外のごみは一緒に回収してくれません。
90cm未満の家具は収集所で分別して処分する形になります。
民間であれば、ごみの種類や大きさ関係なく一度に処分してもらえるところもおすすめの理由です。

さいたま市の不用品回収業者の選び方

短期間でまとめて大型家具の引き取りを希望するなら、さいたま市にある不用品回収業者を利用するのがおすすめです。
しかし、さいたま市を営業エリアにしている不用品回収業者は、それこそ何十もあります。
全国で広く営業しているところもあれば、さいたま市の地域密着型の小規模業者もあります。

その中でどこにお願いすべきか、以下のポイントを押さえましょう。

1.廃棄物収集運搬の許可を受けている
2.料金が明確である
3.対応エリア
4.プラスのサービス内容

廃棄物収集運搬の許可を受けている

まずはさいたま市から「廃棄物収集運搬」の許可を受けているかは、必ずチェックしましょう。
許可を受けていない違法業者に依頼すると、引き取ってもらった大型家具を不法投棄など不適切な方法で処分する恐れがあるからです。

廃棄物収集運搬の許可を受けている場合、家庭や事業所、お店の不用品を手広く回収できます。
廃棄物収集運搬の許可を受けているかどうかは、業者の公式ホームページで確認できるはずです。

ただし悪徳業者の中には許可番号を掲載しているが、他県のものだったというケースもあります。
さいたま市の廃棄物収集運搬許可業者一覧が自治体のホームページで紹介しているので、こちらを参考にしてみると良いでしょう。

料金が明確である

公式ホームページにて、費用の目安を紹介している不用品回収業者がおすすめです。
不用品回収サービスの場合、パック料金が一般的です。
引き取りの際のトラックの大きさをベースに、価格が決まります。
そのほかにオプション料金があれば、プラスされる仕組みです。

料金で業者を比較する際には、複数の業者で相見積もりを取ることです。
複数の見積書を比較することでより安い費用で引き取ってくれるところが見つかりますし、自分の条件での相場も把握できます。

対応エリア

不用品回収業者の営業エリアは異なります。
公式ホームページを見て、さいたま市に対応しているかどうかも忘れずにチェックしておきましょう。

埼玉県全域対応しているところもあれば、特定の市町村のみという業者もあります。
またある地域では出張料無料でも、そのほかの地域だと有料という場合もありますので注意してください。

プラスのサービス内容

不用品回収業者の中には、プラスアルファのサービスを展開しているところも結構あります。
さいたま市の粗大ゴミ収集にはこのようなサービスがないので、この点でも利点があるといえます。

プラスアルファのサービスで主要なものとして、まず買取サービスがあります。
自分はその大型家具に何の価値もないと思っていても、ほかの人が見ればまだ利用価値があると判断する場合もあります。
もしかすると思わぬ買取価格で、お手持ちの大型家具が売却できるかもしれません。

引っ越し業者の中には不用品回収サービスを手掛けているところも見られます。
もし引っ越しの際に不要な大型家具が出たのであれば、不用品回収サービスも行っている引っ越し業者に依頼すれば、すべて一括で任せられます。
不用品引き取りのほかにも、荷造りや荷解き、新居での搬入作業など広範にわたってサポートしてくれるようなところもあります。

さいたま市の大型家具引き取りのまとめ

さいたま市では90cm以上2m未満の大型家具は、粗大ごみ扱いになります。
事前申し込みの上、指定された期日に屋外に出して収集してもらう形です。

ただし粗大ごみの場合、混んでいるとなかなか収集してもらえない可能性もあります。
また1回当たり4個までしか引き取ってもらえません。

民間の不用品引き取り業者であれば、最短即日で引き取ってもらえます。
数に制限もないので、引っ越しなどでまとまった大型家具の引き取りを考えているのなら業者の利用も一考です。