不用品回収サービスを利用するにあたって、気になるのは料金でしょう。
不用品回収業者の多くが、「軽トラック積み放題」というコースをラインナップしています。

定額料金で軽トラに積めるだけ積めるコースです。
しかし積み放題とはいえ、どのくらい積めるのかはやはり気になるでしょう。
そこでここでは、軽トラ積み放題でどのくらい積載できるのかをメインに見ていきます。

軽トラ積み放題でどのくらい積める?基本的なことを解説

軽トラ積み放題のプランの場合、実際どのくらい積めるのか、一般的なことについてまずは見ていきましょう。
軽トラに積み込める荷物のサイズや重量は法律によって決められています。
法律の範囲内で積載しなければならないので、どのくらい積載できるかルール上の上限について紹介します。

軽トラに積める荷物のサイズと重量の上限はどのくらい?

まず軽トラに積める荷物のサイズですが、高さ×幅×奥行きで2×1.48×3.4メートルが上限です。
もしこれを超えるサイズの不用品回収をお願いする場合、軽トラ積み放題のプランは利用できません。
大型の荷物を回収してほしければ、どのくらいのサイズか寸法を測っておきましょう。

また軽トラックの積載量の上限は350kgです。
イメージしにくいかもしれませんが、単身世帯の引越しで荷物のトータルが350kgを超えることはまずないでしょう。
よって軽トラ積み放題では、ある程度まとまった不用品でも一気に回収してもらえると思ってください。

体積の上限はどのくらい?

上のサイズを軽トラ積み放題の上限とした場合、体積はおよそ1.5立方平方メートルが目安です。
1.5立方メートルの体積といわれても、どのくらいかイメージできない人も多いでしょう。

これだけの体積であれば、一般家庭にある大型の家具や家電の大半が積めると思ってください。
具体的に家電の場合、2ドア式の冷蔵庫や縦型の洗濯機なども問題なく積載できるはずです。
家具で見ればシングルサイズのベッドやマットレスは、1.5立方メートルの範囲内のサイズです。

小物などをゴミ袋にまとめて不用品回収する場合、45リットル容量のゴミ袋で3袋までは問題なく積載できます。
こうしてみると、結構いろいろなものが積み放題にできることがおわかりでしょう。

軽トラック積み放題でどのような不用品が回収できる?

軽トラック積み放題でも、特定の不用品は積み込めない場合もあるので注意してください。
どの不用品回収に対応していないかは、業者によってまちまちです。

たとえば家電や生ゴミ、危険物の回収は認めていない業者も少なからず見られます。
不用品回収業者の中には、粗大ゴミの回収だけ対応しているようなところも一部あるようです。
自分が処分したいと思っている不用品は回収可能か、業者のホームページを見るなり、実際問い合わせするなりしてください。

しかし一般的には、不用品回収業者で処分できないものは原則引き取り不可です。
具体的にはまず、ライターやガソリンのような可燃物です。
運搬中など引火して爆発すれば軽トラックが廃車になりかねませんし、作業員の身も危険にさらされます。

また汚物も引き取り不可としている不用品回収業者も少なくありません。
とくに血液が付着している汚物は、取り扱うスタッフが感染症にかかる危険性があるからです。
同じ懸念から、動物の死がいなども回収を受け付けていない業者も少なくありません。

産業系の廃棄物も受け付けていない業者もあります。
不用品回収サービスは基本、一般家庭で出る不用品の回収を目的としているためです。
注射器のような医療系廃棄物も、感染症リスクがあるので認められないのが一般的です。

軽トラ積み放題の料金相場はどのくらい?

軽トラ積み放題の料金がいくらなのかも、利用するにあたって気になるところでしょう。
業者によってまちまちですが、相場がどのくらいか、1〜2万円を目安と考えておくといいでしょう。

ただし業者によって価格は異なります。
よって業者に依頼する前に費用がどのくらいか、あらかじめ見積もりを取っておきましょう。
価格を見て、まず上で紹介した相場に収まっているか確認してください。

見積書を見る際には総額だけでなく、内訳もチェックしましょう。
内訳が細かく表示していないところは、お手盛りの可能性が高いからです。
見積もりの金額は安くても、作業後に追加料金を請求してくる可能性もあります。
内容まで確認して、納得できた不用品回収業者にお願いするのが賢明です。

タイプ別・軽トラ積み放題でどのくらい積めるか解説

軽トラに積み込めるのは、サイズが2×1.48×3.4メートルで重量は350kgまでと紹介しました。
しかし軽トラックといっても、さまざまなタイプの荷台があります。
荷台のタイプによって、どのくらい積載できるかは若干変わってきます。

そこでここでは以下の主要タイプ別でどのくらい積載できるか解説しましょう。

1.平ボディ
2.平ボディ(ベニヤ板付き)
3.箱型
4.幌付き

各不用品回収業者が、どのタイプの軽トラックを保有しているか確認するといいでしょう。
タイプがわかれば、どのくらいの不用品回収が可能かシミュレーションできるからです。

1.平ボディ

平ボディタイプの軽トラックの場合、トラックの高さまでが積載の上限です。
そうなると、家電の場合電子レンジや炊飯器くらいしか積み込めない可能性があります。
インテリアで考えると、収納用のカラーボックスや布団程度であれば積載は可能でしょう。

小物などの不用品をまとめて回収する場合、段ボールで1箱くらいが目安と考えておきましょう。
平ボディの軽トラの場合、そこまでまとまった不用品を一度に回収してもらうのは難しいかもしれません。

2.平ボディ(ベニヤ板付き)

同じ平ボディの軽トラックでも、荷台にベニヤ板を立てたタイプの車両も見られます。
ベニヤ板を設置することで、高さのある不用品回収に対応できます。

このため、ベニヤ板のついている軽トラはただの平ボディよりも多くの荷物を載せられるでしょう。
ではどのくらいの積載が可能か、家電の場合、2ドア式の冷蔵庫や洗濯機などの大型電化製品も積み込めます。
インテリアの場合、ベッドやソファ、テーブルなども積み込みが可能になるでしょう。

縦に積み込みが可能になることで、従来の平ボディよりも大型の家電や家具も積載できるわけです。
不用品が大量にあって、まとめて処分してほしいときにはこのベニヤ板付きの平ボディの車両を用意している業者に依頼してください。

3.箱型

こちらは荷台が箱によって囲まれているタイプの軽トラックです。
このタイプの軽トラの場合、ベニヤ板付きの平ボディと同じような内容が積み込み可能です。
一度に大量の不用品回収をお願いしたい場合、箱型の軽トラを保有している不用品回収業者もおすすめといえます。

4.幌付き

軽トラックの荷台に幌のついているタイプの車両です。
こちらもどのくらい不用品を積み込めるか、ベニヤ板ありの平ボディや箱型と同じくらいと考えてください。

軽トラ積み放題でどのくらい処分できるか、目安としてテレビや冷蔵庫、洗濯機、電子レンジは家電の場合可能です。
プラスして、家具としてテーブルや本棚、いすくらいは積載できるでしょう。
これ以上の不用品が出ているのであれば、軽トラではなくトラック積み放題のプランを選択するのが無難です。

軽トラック積み放題のプランを利用するメリット

もし軽トラ積み放題の範囲内ですべての不用品を処分できるのであれば、こちらのプランを利用するといいでしょう。
軽トラ積み放題プランのメリットとして、主に以下のようなポイントが挙げられるからです。

1.料金は定額
2.分別の必要なし
3.当日追加依頼も可能

なぜ以上のポイントがメリットになるのか、以下で詳しく解説していきます。

1.料金は定額

軽トラ積み放題のコースは、どれだけ積載しても定額料金です。
よって不用品が1つや2つ出ただけで利用すると、損してしまうかもしれません。
しかし引越しの準備やゴミ屋敷の片付けなどで、まとまった不用品が出た場合には軽トラ積み放題プランを利用すればお得に処分できます。

ただし条件次第では基本料金プラス追加費用を請求される場合もあるので注意してください。
まずは住環境です。
集合住宅で2階以上に住んでいて、エレベーターがないと搬出の負担が大きくなります。
この場合、追加費用を請求される可能性があるので見積書で確認しましょう。

またいわゆる家電リサイクル法に該当する家電の処分をお願いする場合も、追加費用が発生する可能性があります。
家電リサイクル料金が、基本料金に上乗せされるからです。
家電リサイクル料金の取り扱いがどうなっているかも、見積書で確認してください。

2.分別の必要なし

自治体のゴミ回収サービスの場合、種類別に分別して決められた曜日に出さないといけません。
しかし不用品回収業者の軽トラ積み放題の場合、分別せずにまとめて出せるのもメリットです。

分別する手間が面倒な忙しい方向けのサービスといえます。
また引越しなどで、一定の期限までにすべての不用品を処分したい場合もおすすめです。
種類別にゴミを出していると、期日までに間に合わない可能性もあるからです。

3.当日追加依頼も可能

軽トラ積み放題は、いくら荷物を載せても一定料金です。
当日予約時に想定していなかった不用品が発生して、積載をお願いしても料金は一緒になるのもメリットといえます。

少数のアイテムや小物のようなあまりかさばらない不用品であれば、追加料金を請求されることはないでしょう。
不用品回収業者は一般的に、このような予定外の不用品回収依頼を受け付けるため、トラックのスペースに多少余裕を設けています。
段ボールで2〜3箱増えても追加積載できるくらいの余裕は持たせているはずです。

ただし大型のアイテムや追加の不用品がかなり大量の場合、追加料金を請求される可能性はあります。
また物理的に積載できない場合には、当日回収を拒否されるかもしれないので注意してください。

不用品回収の軽トラ積み放題はどのくらいかのまとめ

不用品の軽トラ積み放題は、軽トラックに積み込めるのであればいくら積載しても定額です。
どのくらい積載できるのか、複数の家電や家具を積み込むことは十分可能でしょう。

もし大量に不用品が出たのであれば、軽トラ積み放題のプランを選んだほうがお得になります。
一度にまとめて不用品を処分したい際には、軽トラ積み放題のコースの利用も検討してください。